中国外務省の趙立堅報道官は13日、アフリカの国々や米国の外交官が、広東省広州市でアフリカ系の人たちが新型コロナウイルスの検査や隔離を強要されるなど差別的な扱いを受けていると訴えていることに反論した。 同報道官は定例の記者ブリーフィングで「中国ではアフリカの仲間たちに対する差別はない」と断言。米国がこの問題を悪用し、中国とアフリカ諸国の関係悪化を狙っていると主張した。 複数のアフリカの国の駐北京大使は中国の王毅国務委員兼外相に宛てた書簡で、広州市でアフリカ人が真夜中にホテルから追い出されたり、パスポートを押収されたり、ビザ(査証)の取り消しや強制送還、逮捕の脅しを受ける事例が続出していると指摘。 その後、広州の米総領事館も米市民に注意喚起する文書を出し、広州当局が、バーやレストランに対し、アフリカ系の人たちに給仕しないよう命じ、アフリカ人との接触者に新型コロナ検査と自主隔離を強制的に実施しているとして、アフリカ系米国人に広州の都市圏から離れるよう促した。 趙報道官は、中国は全ての外国人を平等に扱っていると強調。「米国が対立の火種を作っているのは無責任で不道徳な行為だ」と述べ、「中国とアフリカの間に亀裂を生じさせる取り組みは決して成功しない」とした。 米国務省の当局者らは13日も中国人による「排外主義」を批判。オルタガス報道官は「中国当局は同国に暮らし、留学するアフリカ人の虐待をやめるべきだ」とツイッター上で訴えた。 中国では入国者の新型コロナ感染確認が相次いでいるが、大半が海外から帰国する中国人となっている。[北京 ロイター]Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます 【関連記事】 ・「回復した人の3割が十分な抗体を持たず」と中国の研究結果:新型コロナウイルス ・マスク不足はなぜ起き、どうやって解消すべきなのか ・英米メディアが絶賛、ニュージーランドが新型コロナウイルスを抑え込んでいる理由とは ・気味が悪いくらいそっくり......新型コロナを予言したウイルス映画が語ること  ※画像をクリックするとアマゾンに飛びます2020年4月21日号(4月14日発売)は「日本人が知らない 休み方・休ませ方」特集。働き方改革は失敗だった? コロナ禍の在宅勤務が突き付ける課題。なぜ日本は休めない病なのか――。ほか「欧州封鎖解除は時期尚早」など新型コロナ関連記事も多数掲載。