米ミシガン州で15日、ウィットマー州知事が新型コロナウイルス感染拡大を抑制するための在宅を指示したことに抗議し、数千人が議会周辺に車で集結。クラクションを鳴らし、「知事を隔離せよ」と叫ぶなどした。 民主党の知事が実施した社会的距離政策は全米でも最も厳しい水準で、共和党系の団体が抗議運動を主催した。 ミシガンは米国で最も急速に感染が拡大しており、確認された感染者が2万7000人超、死者は約1800人に達している。 知事は先週、在宅指示を月末まで延長し、住民による家庭間の行き来やモーターボートの使用、小売店による家具・ガーデニング関連製品・ペンキの販売を禁止するなど、規制内容を強化した。また、通院や食料買い出し以外は自宅にとどまるよう指示しているほか、州内の学校、大学、不要不急の業種が閉鎖されている。 これに対する抗議運動は政治色を帯び、11月の大統領選で民主党候補指名が有力視されているジョー・バイデン氏の副大統領候補と目されるウィットマー知事に反対する勢力は、公衆衛生危機に対する知事の対応は矛盾しており、やり過ぎと抗議している。 知事はCNNに出演し、在宅指示の厳しい措置を擁護。「命を救うため、われわれは本当に積極的にならなければならない」と述べた。[ランシング(米ミシガン州) ロイター]Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます 【関連記事】 ・日本・台湾・香港の「コロナ成績表」──感染爆発が起きていないのはなぜ? ・アメリカが期待した「クロロキン」、ブラジルで被験者死亡で臨床試験中止 ・「社会的距離の確保、2022年まで必要な可能性」米ハーバード大学が指摘 ・気味が悪いくらいそっくり......新型コロナを予言したウイルス映画が語ること  ※画像をクリックするとアマゾンに飛びます2020年4月21日号(4月14日発売)は「日本人が知らない 休み方・休ませ方」特集。働き方改革は失敗だった? コロナ禍の在宅勤務が突き付ける課題。なぜ日本は休めない病なのか――。ほか「欧州封鎖解除は時期尚早」など新型コロナ関連記事も多数掲載。