インドの農村部で20日、一部の店舗と企業が営業を再開した。新型コロナウイルス感染拡大抑制のため行われたロックダウン(封鎖)解除の一環。封鎖により数百万人が失職や食糧不足に見舞われている。 一方、感染者数は前日から1500人以上増加している。 13億人の人口を抱えるインドは、世界で最も厳しいレベルの封鎖を実施。5月3日まで、食糧調達と医療目的以外、自宅から出ることが禁止されている。 ただ政府は、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の被害が少ない農村部については、20日から工場や農場を含む一部業種の業務再開を許可すると発表した。 最も人口の多いウッタルプラデシュ州の農村部では、中小企業が営業を再開したが、社会的距離が確実に維持されるよう、警官が配置された。 20日までに確認されている感染者数は1万7264人だが、その60%以上が、全土28州中5州に集中している。 ある当局者は、こうした感染拡大のばらつきにより、保健当局がデリーやムンバイなど最も被害が深刻な地域での対策に集中する一方、他の地域では活動を再開させることが可能となったと述べた。[ニューデリー ロイター]Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます 【関連記事】 ・コロナ抗議デモ拡大、トランプが反抗をけしかけ「ミシガンを解放せよ」 ・米カリフォルニア州で新型コロナウイルス抗体検査 感染者、公式統計の40倍の可能性 ・コロナの余波「食品値上がり」──世界的な買いだめと売り惜しみの悪循環 ・夏には感染は終息する、と考えていいのか?   ※画像をクリックするとアマゾンに飛びます2020年4月28日号(4月21日発売)は「日本に迫る医療崩壊」特集。コロナ禍の欧州で起きた医療システムの崩壊を、感染者数の急増する日本が避ける方法は? ほか「ポスト・コロナの世界経済はこうなる」など新型コロナ関連記事も多数掲載。