中国船舶が石油の探査を行っているとみられる南シナ海の海域で展開する米海軍の軍艦3隻に、オーストラリア海軍のフリゲート艦が加わった。豪当局者が22日、明らかにした。 米海軍の軍艦は今週、中国の調査船が航行している海域の近くに到着。この海域周辺ではマレーシアの国営石油会社ペトロナスの探査船も掘削を行っている。 米インド太平洋軍は21日、南シナ海に強襲揚陸艦「アメリカ」と巡洋艦「バンカーヒル」の2隻を展開したと発表した。南シナ海で活動を活発化させる中国をけん制する狙いがあるとみられる。 これに豪フリゲート艦「HMASパラマッタ」と米駆逐艦「バリー」が加わった。豪国防省は共同演習の一環だとしている。 船の位置や航路などの情報を提供するウェブサイト「マリントラフィック」によると、中国の調査船はマレーシアの沖合325キロの排他的経済水域(EEZ)で、中国の沿岸巡視船に伴われ、1週間近くにわたって探査活動とみられる動きを見せていたという。 南シナ海では中国やベトナム、マレーシアなどが領有権を争っている。 米国は、領有権を主張している他の国々が新型コロナウイルスの感染拡大への対応に追われている間に中国が南シナ海でのプレゼンスを強めているとして批判している。[ロイター]Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます ※画像をクリックするとアマゾンに飛びます2020年4月28日号(4月21日発売)は「日本に迫る医療崩壊」特集。コロナ禍の欧州で起きた医療システムの崩壊を、感染者数の急増する日本が避ける方法は? ほか「ポスト・コロナの世界経済はこうなる」など新型コロナ関連記事も多数掲載。