中国で最近、新型コロナウイルス感染拡大が特に顕著な黒竜江省ハルビン市は22日、市外からの移動の制限を一段と強化した。現地の政府系メディアによると、市民および市内で登録されている車両以外は、住宅地に入ることを禁じた。 同市は既に、海外から同市に入る渡航者に28日間の隔離と新型コロナ検査を義務付けている。 黒竜江省はロシアと国境を接しており、ロシアからの帰国者が新型コロナを持ち込むケースを特定し、市中感染を抑える取り組みを続けてきた。 現地メディアによると、ハルビン市政府は「全ての感染者と感染の疑いがある人々、無症状感染者の濃厚接触者を隔離し、検査する必要がある」と表明した。 また、新規感染者や無症状感染者が見つかった住宅用建物を14日間封鎖する方針も示した。 ハルビン市では21日に新たに7人の感染が確認された。市内で感染した人は、退院者を除き52人となった。 さらにロシアから到着した感染者が3人いるという。感染の疑いがある約1400人が観察下に置かれている。 ハルビン市では87歳の男性が自宅や病院で78人に感染させたとみられている。 中国国家衛生健康委員会は、21日に新たに確認された中国本土の新型コロナウイルス感染者が30人だったと発表した。前日は11人だった。感染者のうち23人は入国者。 中国本土の新型コロナ感染者は累計8万2788人、死者は4632人となった。 *内容を追加しました。[ロイター]Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます 【関連記事】 ・「ストックホルムは5月には集団免疫を獲得できる」スウェーデンの専門家の見解 ・日本がコロナ死亡者を過小申告している可能性はあるのか? ・アメリカの無関心が招いた中国のWHO支配 ・シンガポール、新型コロナ感染1日で1426人と急増 寮住まいの外国人労働者間で拡大   ※画像をクリックするとアマゾンに飛びます2020年4月28日号(4月21日発売)は「日本に迫る医療崩壊」特集。コロナ禍の欧州で起きた医療システムの崩壊を、感染者数の急増する日本が避ける方法は? ほか「ポスト・コロナの世界経済はこうなる」など新型コロナ関連記事も多数掲載。