ベルギーは22日、新型コロナウイルスによる死者数の算定方法を詳細に説明し、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)による致死率が世界1高い国として取り上げられるのは公平な比較ではないとの見解を示した。 米ホワイトハウスは18日、ベルギーにおける致死率は10万人当たり45.20人で、状況が深刻なスペインやイタリアを上回っており、米国の4倍と分析した。 ベルギーの新型コロナ対策チームの広報担当でウイルス学者のSteven van Gucht氏はロイターとのインタビューで、「われわれの算出方法は他と比べてはるかに包括的であり、これは公平な比較ではない。われわれは、病院での死亡例だけでなく、介護施設など地域で発生した死亡例も含んでいる」と述べた。 大半の国ではCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)による死者数は、病院で陽性反応が出た患者から算出されている。一方ベルギーなど一部の欧州の国は、病院に搬送されなかったが感染が疑われる死亡例を含めている。 ベルギーでこれまでに確認された感染者は累計4万1889人、死者は6262人、このうち52%が介護施設での死亡となっている。 さらにこのうち陽性が確認されたのは4.5%で、残りは疑い例だという。[ロイター]Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます 【関連記事】 ・「新型コロナウイルス第2波、今冬に米国を襲う より大きな影響も」米CDC局長 ・金正恩重体説に飛びつく期待と幻想 ・米ジョージア州が「ロックダウン破り」、濃厚接触でも営業再開を待ちきれず ・日本がコロナ死亡者を過小申告している可能性はあるのか?   ※画像をクリックするとアマゾンに飛びます2020年4月28日号(4月21日発売)は「日本に迫る医療崩壊」特集。コロナ禍の欧州で起きた医療システムの崩壊を、感染者数の急増する日本が避ける方法は? ほか「ポスト・コロナの世界経済はこうなる」など新型コロナ関連記事も多数掲載。