トランプ米大統領が新型コロナウイルスの治療法に関して、消毒液の注射などを試してみるのはどうかと発言したことについて、医師や専門家らは24日、無責任な発言で絶対に真似をしないよう呼び掛けた。 英イーストアングリア大学の医学部教授、ポール・ハンター氏は「コロナ治療に関してこれまで耳にした中でも、最も危険でばかげた発言だ」と批判した上で「こうした無意味な発言を真に受けて実際に試す人がいるかもしれない」と述べ、注意を促した。 トランプ氏は23日の会見で、コロナ治療について「消毒液のようなものを体内に注射することはできないだろうか。クリーニングするような感じで、試してみたらおもしろい」などと語った。 ホワイトハウスは24日、大統領の発言の一部が前後の文脈から切り取られて扱われていると指摘。「大統領は日頃からコロナ治療については医師と相談するよう念を押しており、前日の会見でもその点を強調したばかりだ」と述べた。 トランプ氏は24日の記者会見で、自身の発言は単なる皮肉だったと釈明。「どうなることかと思って、君たち記者諸君に皮肉っぽい質問を投げたまでだ」と語った。 米国土安全保障省の高官は23日、新型コロナに関する政府の研究で、日光が当たる場所や高温・高湿度の環境下では、より短い時間で威力が弱まる傾向が示されたと明らかにした。 *情報を追加しました。[ロイター]Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます 【関連記事】 ・長崎港のクルーズ船「コスタ・アトランチカ」新たに57人の新型コロナウイルス感染 計148人に ・新型コロナウイルスは日光・高温・多湿で威力弱まる=米政府研究 ・NY州民3000人検査で14%に抗体確認 新型コロナウイルス感染270万人か ・新型コロナウイルス感染症で「目が痛む」人が増えている?   ※画像をクリックするとアマゾンに飛びます2020年4月28日号(4月21日発売)は「日本に迫る医療崩壊」特集。コロナ禍の欧州で起きた医療システムの崩壊を、感染者数の急増する日本が避ける方法は? ほか「ポスト・コロナの世界経済はこうなる」など新型コロナ関連記事も多数掲載。