米国の北朝鮮分析サイト「38ノース」は、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長のものとみられる特別列車が東部元山(ウォンサン)で確認されたとする衛星写真の分析結果を公表した。金委員長の動静は約2週間報じられておらず、健康状態や所在について憶測が飛び交っている。 38ノースは25日に公表した分析結果の中で、特別列車が今月21、23日に、保養地として知られる元山の「指導者用の駅」に停車していたと指摘した。この駅を使用できるのは金一族に限定されており、列車は金正恩氏のものである可能性が高いとしている。 38ノースは、列車の存在は金氏滞在の証拠となるものではなく、健康状態について何ら示唆するものはないとする一方で、金氏が東部の幹部向け地域に滞在中との報道の信ぴょう性を高めるものだとしている。 北朝鮮の国営メディアが最後に金氏の動静を報じたのは今月11日。故金日成(キム・イルソン)主席の生誕記念日である15日の「太陽節」に姿を見せなかったことから、健康問題を抱えているとの観測が浮上した。 事情に詳しい3人の関係者によると、中国は金委員長について助言を行うため、医療専門家や高官を北朝鮮に派遣した。[ワシントン/ソウル ロイター]Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます ※画像をクリックするとアマゾンに飛びます2020年4月28日号(4月21日発売)は「日本に迫る医療崩壊」特集。コロナ禍の欧州で起きた医療システムの崩壊を、感染者数の急増する日本が避ける方法は? ほか「ポスト・コロナの世界経済はこうなる」など新型コロナ関連記事も多数掲載。