韓国産業通商資源省が発表した4月の貿易統計によると、輸出は前年同月比24.3%減となり、金融危機時の2009年5月以来の大幅な落ち込みとなった。ただ、ロイター調査の予想(25.4%減)に比べやや小幅なマイナスだった。 新型コロナウイルスの世界的流行で海外の需要が打撃を受け、経済活動とサプライチェーン(供給網)が停滞した影響が見られた。前月は0.7%減だった。 4月の1営業日当たりの平均輸出(季節調整済み)は前年比17.4%減と、3月の6.9%より大幅な減少となった。 Hiインベストメント・セキュリティーズのエコノミスト、Park Sang-hyun氏は5月の輸出は見通すのが非常に難しいと指摘。「欧米が経済の正常化を開始すれば、輸出は底を打つ可能性がある」と分析した。 「6月以降は輸出の減少ペースが鈍化すると、慎重ながらも期待している。とりわけ、中国による一段の刺激策と原油価格の回復が支援材料になる見込み」とした。 4月の輸入は15.9%減と、前月の0.3%増から減少に転じた。 貿易収支は9億5000万ドルの赤字と、2012年1月以来約8年ぶりに赤字に転じた。[ソウル ロイター]Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます 【関連記事】 ・政府、緊急事態宣言を全国一律1カ月程度延長へ 明日の専門家会議で判断 ・韓国そして中国でも「再陽性」増加 新型コロナウイルス、SARSにない未知の特性 ・東京都、新型コロナウイルス新規感染46人確認 都内合計4152人に ・新型コロナウイルス感染症で「目が痛む」人が増えている?   ※画像をクリックするとアマゾンに飛びます2020年5月5日/12日号(4月28日発売)は「ポストコロナを生き抜く 日本への提言」特集。パックン、ロバート キャンベル、アレックス・カー、リチャード・クー、フローラン・ダバディら14人の外国人識者が示す、コロナ禍で見えてきた日本の長所と短所、進むべき道。