ロシアが新型コロナウイルス感染拡大抑制策を3段階に分けて緩和することが6日、当局者の話で明らかになった。プーチン大統領もこの計画に支持を示している。 モスクワのソビャーニン市長は、モスクワ市内で感染者数が増加しているのは検査実施件数の増加を反映しているとし、感染を巡る状況は過去2週間で安定化したと指摘。ただ感染拡大抑制策の一部が12日以降に緩和されても、外出自粛などの措置は必要になるとの考えを示した。 プーチン大統領は政府当局者、および地方政府の長官らとのテレビ会議で、これまでに得られた進展を無駄にしないためにも、ロシアは感染拡大抑制策の緩和は急がないと表明。ただ、3段階で抑制策を緩和していく計画に支持を示した。 消費者権利保護・福祉監督庁のポポワ長官によると、第1段階では散歩や運動のための外出が許可され、第2段階では教育機関が再開されるほか、一部のサービス部門が営業を再開する。第3段階では公園や娯楽施設が再開される。 ロシアの新型ウイルス感染者数は6日時点で累計16万5929人。新たな感染者数は6日まで4日連続で1万人を超えた。感染による死者数は1537人。 この日はリュビモワ文化相が新型ウイルスに感染したことが明らかになった。ミシュスチン首相とヤクシェフ建設住宅相に続き、閣僚で3人目の感染者となった。 ロシア経済は感染拡大で大きな影響を受けており、ロシア中央銀行は4月、2020年は最大6%のマイナス成長に陥る恐れがあるとの見方を示している。[モスクワ ロイター]Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます 【関連記事】 ・東京都、新型コロナウイルス新規感染38人確認 4日連続で減少続く ・「集団免疫」作戦のスウェーデンに異変、死亡率がアメリカや中国の2倍超に ・日本とは「似て非なる国」タイのコロナ事情 ・トランプ「米国の新型コロナウイルス死者最大10万人、ワクチンは年内にできる」   ※画像をクリックするとアマゾンに飛びます2020年5月5日/12日号(4月28日発売)は「ポストコロナを生き抜く 日本への提言」特集。パックン、ロバート キャンベル、アレックス・カー、リチャード・クー、フローラン・ダバディら14人の外国人識者が示す、コロナ禍で見えてきた日本の長所と短所、進むべき道。