韓国の韓国の文在寅大統領は10日、就任3年にあたってテレビ演説を行い、年後半にも新型コロナウイルス感染拡大の第2波が到来する可能性に備え警戒を緩めないよう呼びかけた。 同大統領は、ソウルの繁華街・梨泰院(イテウォン)のクラブで新たなクラスター(感染者の集団)が発生したことを受け、感染拡大はいいつでも起こりうると指摘。「戦いは完全に終わっていない」と述べた。 韓国疾病予防管理局(KCDC)によると、10日には新たな感染者を34人確認。これは4月9日以来の高水準となる。 ソウル近辺の繁華街では夜間の営業が一時停止された。新たな死者は出ておらず、256人で変わらず。 韓国ではここ数週間、新たな感染者の増加数は10人程度にとどまっており、過去10日間ではほぼ全てが海外から持ち込まれた例だった。 大統領は国民に向けて「感染防止に向けた警戒を緩めてはならない。長期戦を覚悟し、完全に制圧できるまで、平常通りの生活再開後も一人一人が安全対策を取るよう求めたい」と述べた。さらに、KCDCの権限を強化し組織を再編する考えも示した。 一方、朴凌厚・保健福祉部長官は、クラスターの経過を2─3日注視し、予定通り学校を再開するか判断する方針を示した。[ロイター]Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます 【関連記事】 ・コロナ独自路線のスウェーデン、死者3000人突破に当局の科学者「恐ろしい」・自粛警察、梨泰院クラブ、セレブのSTAY HOME 新型コロナが暴く日米韓の国民性 ・東京都、新型コロナウイルス新規感染22人確認 100人以下が8日続く ・ロックダウンは必要なかった? 「外出禁止は感染抑制と相関がない」と研究結果   ※画像をクリックするとアマゾンに飛びます2020年5月5日/12日号(4月28日発売)は「ポストコロナを生き抜く 日本への提言」特集。パックン、ロバート キャンベル、アレックス・カー、リチャード・クー、フローラン・ダバディら14人の外国人識者が示す、コロナ禍で見えてきた日本の長所と短所、進むべき道。