<あらゆる権限が大統領に集約されてきたロシアについに変化が> ロシアのプーチン大統領の支持率がかつてないほど落ち込んでいる。独立系調査機関のレバダセンターによると、支持率は2000年の就任時の61%よりも低い59%と、在任期間中では最低値を記録した。調査はロシアが3月末にロックダウン(都市封鎖)状態に入った後の4月下旬に行われ、不支持率は33%だった。 プーチンは3月、新型コロナウイルスは制御下にあると発言したが、ロシアの感染者数は5月8日現在で約19万人と世界で5番目に多く、死者数は1723人に上る。(編集部注:11日には累計約22.1万人に増加、感染者数は世界3位に) ロシアでは初期段階に通常の肺炎とされた死者数が急増していたが、これらはコロナ症例として報告されていないことから、実際の感染者と死者数はさらに多いとみられている。 4月1日、プーチンは面会した医師の陽性が発覚したため自主隔離に入ると発表した。これまであらゆる権限を大統領に集約させてきたプーチンだが、コロナ対応では首相やモスクワ市長など周囲の人間の発言力が増している。 <本誌2020年5月19日号掲載> 【参考記事】プーチンの国ロシアの「ざんねんな」正体 【参考記事】コロナ禍のいま何が必要か? → ロシア人の答えは...... ※画像をクリックするとアマゾンに飛びます2020年5月19日号(5月12日発売)は「リモートワークの理想と現実」特集。快適性・安全性・効率性を高める方法は? 新型コロナで実現した「理想の働き方」はこのまま一気に普及するのか? 在宅勤務「先進国」アメリカからの最新報告。