トランプ米大統領は13日、政権の新型コロナウイルス対策本部に加わる国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長が、経済活動の再開を急げば感染の第2波を招くリスクがあると議会で証言したことに驚いたと述べ、「受け入れられない」と否定的な見方を示した。 ファウチ所長は12日の上院委員会の公聴会で、ウイルス封じ込めで「正しい方向に向かっているが、感染を完全に制御したわけではない」と強調し、各州に慎重な判断を呼びかけた。また「経済活動の再開を急げば、不要な苦しみや死を招くだけでなく、かえって経済回復を遅らせる可能性もある」と警告した。 トランプ氏はホワイトハウスで記者団からファウチ所長が警告する拙速な経済再開のリスクについて質問されると「受け入れられない。特に学校に関する点だ」と述べた。 一方で、ある一定の年齢を超えている教授や教師が当面は授業を行わないという点については、唯一賛成する考えを示した。 ニューヨーク市のデブラシオ市長はCNNテレビとのインタビューで、ファウチ所長と同じ考えだと述べ、経済再開に向けた措置を慎重に進めるべきだと指摘した。 *内容を追加しました[ロイター]Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます 【関連記事】 ・緩むとこうなる?制限緩和を試みた韓国にコロナのしっぺ返し ・東京都、新型コロナウイルス新規感染10人 3月下旬以来の少なさ ・WHO、複数の新型コロナウイルス治療薬に注目 ワクチン開発は難航と予測 ・韓国・梨泰院のクラスター、新型コロナ感染102名に ゲイの濃厚接触者の追跡がネックに   ※画像をクリックするとアマゾンに飛びます2020年5月19日号(5月12日発売)は「リモートワークの理想と現実」特集。快適性・安全性・効率性を高める方法は? 新型コロナで実現した「理想の働き方」はこのまま一気に普及するのか? 在宅勤務「先進国」アメリカからの最新報告。