英国で新型コロナウイルス感染症による死者が26日、4万7000人を突破した。 英国立統計局(ONS)によると、イングランドとウェールズの新型コロナ感染症によるとみられる死者数は5月15日時点で4万2173人に達し、それより前の時点でのスコットランド、北アイルランド、および最近のイングランドの病院での死者を加えると合計で4万7343人となった。 英国の新型コロナによる死者数は5万人に近づき、世界各国の中でも際立って多い。 ジョンソン首相は、新型コロナへの対応が不十分との批判に加え、側近であるドミニク・カミングス上級顧問がロックダウン(都市封鎖)中に400キロ離れた親類宅を訪問していた問題を巡ってカミングス氏を擁護したことから、非難の声が与党・保守党や政府内にも広がっている。 英スコットランド省のダグラス・ロス閣外相は26日、カミングス氏の説明は多くの人にとって「通用しない」と述べ、辞任した。 英国政府は、1918年に大流行したスペイン風邪(インフルエンザ)以降で最大の公衆衛生上の危機と戦っており、間違いも犯したかもしれないが、医療崩壊は確実に防いでいると主張している。 政府が毎日発表するデータと異なり、国立統計局が公表する死者数には死因が新型コロナ感染症と確認されたケースだけでなく、疑われるケースも含まれている。しかし、この数字でさえ、実際の数を下回っている可能性がある。 英国政府の首席科学顧問は3月、英国が新型コロナによる死者数を2万人以下に抑えられれば「良い結果だ」との見解を示した。 ロイターは4月、英国政府の最悪のシナリオは死者5万人だと報じた。[ロイター]Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます 【関連記事】 ・東京都、新型コロナウイルス新規感染10人 15人未満が12日連続 ・新型コロナで5400人が死亡、NJ州高齢者施設で繰り返された悲劇 ・「9月入学」は教育グローバル化のチャンス そもそも日本が「4月入学」になった理由とは? ・新型コロナの死亡率はなぜか人種により異なっている   ※画像をクリックするとアマゾンに飛びます2020年6月2日号(5月25日発売)は「コロナ不況に勝つ 最新ミクロ経済学」特集。行動経済学、オークション、ゲーム理論、ダイナミック・プライシング......生活と資産を守る経済学。不況、品不足、雇用不安はこう乗り切れ。