米宇宙ベンチャー「スペースX」は30日、NASA(米航空宇宙局)の飛行士2人を乗せた宇宙船「クルー・ドラゴン」の打ち上げに成功した。米国で有人宇宙船を打ち上げるのは9年ぶり。民間企業が開発したものとしては世界初となる。 30日午後にフロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げられたクルー・ドラゴンは、「ファルコン9」ロケットから切り離され、無事に予定の軌道に投入された。19時間かけて国際宇宙ステーション(ISS)へ向かう。 搭乗したダグラス・ハーレー飛行士は打ち上げ直前、「スペースX、さあ行こう。このろうそくに火をつけろ」と話した。1961年、米国初の宇宙飛行に成功したアラン・シェパード飛行士の言葉だ。 現地で見守っていたトランプ米大統領は、「幕開け」だと称賛。火星探査に意欲を示した。 スペースXは、米電気自動車メーカー、テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が率いる宇宙ベンチャー。より安価で頻繁な宇宙飛行のため、再利用可能なロケットを開発しており、この打ち上げは大きな節目となる。 飛行士2人はISSに数週間滞在し、不足しているクルーを支援する予定だ。 *映像を追加して再送しました。[ロイター]Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます ※画像をクリックするとアマゾンに飛びます2020年6月2日号(5月25日発売)は「コロナ不況に勝つ 最新ミクロ経済学」特集。行動経済学、オークション、ゲーム理論、ダイナミック・プライシング......生活と資産を守る経済学。不況、品不足、雇用不安はこう乗り切れ。