スペインのサンチェス首相は31日、新型コロナウイルスの大流行を抑えるための封鎖措置について、6月21日まで15日間の「最後の延長」を議会に要請する考えを表明した。緊急事態宣言が解除されることになる。 「われわれが掲げた目標は概ね達成した」と述べ、国内の新型コロナ新規感染者が大幅に減少したことに深い安堵(あんど)を表明。 6月21日の緊急事態の終了とともに封鎖措置が緩和され、地域内での自由な移動が認められる。その後、7月1日からは国内の自由な移動が可能になる。 スペイン保健省によると、国内の新型コロナ感染症による死者は31日に2人増え、2万7127人となった。感染者数は96人増の23万9429人。 同国は3月14日に緊急事態宣言を発令。厳しい外出規制が敷かれたが、制限は徐々に緩和されている。 前回の封鎖措置の延長には右派の政党が反対し、国内でデモが起きたが、少数派政権を率いるサンチェス首相は再延長についてカタルーニャ州の独立派政党「カタルーニャ共和左派(ERC)」の合意を既に取り付けており、議会で承認されるとみられる。 サンチェス首相は国民に対し、感染再拡大のリスクがなおあるとして、警戒感を緩めないよう求めた。当局は新規感染者が見つかった場合の対応を早めようと尽力している。[ロイター]Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます 【関連記事】 ・東京都、新型コロナウイルス新規感染5人 6日ぶりで1桁に ・SNSで「医療関係者は国の英雄」盛り上がるインドネシア 背景に犠牲者55人という苛酷な現実 ・なぜブラジルは「新型コロナ感染大国」へ転落したのか ・北九州市長「第2波の真っただ中」 政府は感染増でも福岡県への緊急宣言再発出考えず   ※画像をクリックするとアマゾンに飛びます2020年6月2日号(5月25日発売)は「コロナ不況に勝つ 最新ミクロ経済学」特集。行動経済学、オークション、ゲーム理論、ダイナミック・プライシング......生活と資産を守る経済学。不況、品不足、雇用不安はこう乗り切れ。