米国とブラジル両政府は共同声明で、米政府がブラジルに新型コロナウイルス感染症の予防・治療薬として抗マラリア薬のヒドロキシクロロキン200万回分を送ったと発表した。 ヒドロキシクロロキンは、トランプ米大統領とブラジルのボルソナロ大統領が新型コロナ感染症の予防・治療薬として有望だと主張している。トランプ氏は5月半ば、自身が予防薬として服用していることを明らかにした。 ただ、医学的なリスクが指摘されており、米食品医薬品局(FDA)は使用について警告を発している。 世界保健機関(WHO)も安全性に関する懸念から、同薬の新型コロナ感染症患者を対象とする臨床試験の中断を発表している。 声明によると、送られたヒドロキシクロロキンは、医師や看護師など医療関係者の感染予防と、感染症患者の治療に使用されるという。 両国はまた、新型コロナの予防・治療薬の臨床試験などの共同研究を実施することも発表。さらに米政府は近く、ブラジルに人工呼吸器1000台を送るとしている。[ロイター]Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます 【関連記事】 ・東京都、新型コロナウイルス新規感染5人 6日ぶりで1桁に ・SNSで「医療関係者は国の英雄」盛り上がるインドネシア 背景に犠牲者55人という苛酷な現実 ・なぜブラジルは「新型コロナ感染大国」へ転落したのか ・北九州市長「第2波の真っただ中」 政府は感染増でも福岡県への緊急宣言再発出考えず   ※画像をクリックするとアマゾンに飛びます2020年6月2日号(5月25日発売)は「コロナ不況に勝つ 最新ミクロ経済学」特集。行動経済学、オークション、ゲーム理論、ダイナミック・プライシング......生活と資産を守る経済学。不況、品不足、雇用不安はこう乗り切れ。