米製薬ギリアド・サイエンシズは1日、新型コロナウイルス感染症患者を対象とした同社の抗ウイルス薬「レムデシビル」の後期治験で、結果がまちまちだったと明らかにした。 株価は午前の取引で4%安。 ギリアドは、新型ウイルス感染症の中程度の症状を示している患者に対し、通常の治療のみのグループと、通常の治療に加えレムデシビルを投与するグループに分けて同薬の安全性と効果を評価。期間5日間と10日間で経過を評価した。 それによると、5日間のレムデシビルを投与を受けた患者グループの中で、治療開始から11日目の時点で経過が良好だった患者の割合が通常の治療のみのグループよりも高かった。 また10日間の投与を受けた患者グループも通常の治療のみのグループより経過は良好だったが、統計上意味のある差はなかったとした。 ジェフリーズのアナリストは、治験での投薬による改善効果はあまり高くなかったと指摘。「患者の症状が比較的軽く、死亡率がかなり低いと予想される場合、同剤は改善効果も期待できる(が、治癒効果は期待できない)と判断される」と述べた。[ロイター]Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます 【関連記事】 ・東京都、新型コロナウイルス新規感染13人 再び2桁台に ・検証:日本モデル 西浦×國井 対談「日本のコロナ対策は過剰だったのか」 ・なぜブラジルは「新型コロナ感染大国」へ転落したのか ・WHOに絶縁状、トランプの短気が招く「世界公衆衛生危機」の悪夢   ※画像をクリックするとアマゾンに飛びます2020年6月9日号(6月2日発売)は「検証:日本モデル」特集。新型コロナで日本のやり方は正しかったのか? 感染症の専門家と考えるパンデミック対策。特別寄稿 西浦博・北大教授:「8割おじさん」の数理モデル