中国北京市は、市内で発生した新型コロナウイルスの感染が他の地域に拡大するのを防ぐため、新たな制限措置を導入した。リスクの高い人の市外への移動を禁止したほか、市外に向かう一部の交通サービスを停止した。 北京市で15日に確認された新規感染者は27人。ここ数日に確認された感染者は計106人となった。感染源は市内の食品卸売市場とみられている。 北京市当局はこれまでに、24時間の検問所を市内に複数設け、学校を閉鎖したほか、市民に対人距離確保の徹底を呼び掛けるなど、「非常時」の態勢に入っている。 15日遅くには、中程度リスクに指定する地域を22に増やした。中程度リスクの地域は、感染が持ち込まれないよう厳格な措置を取ることが求められる。 また16日朝までに、「胡同」と呼ばれる古い街並みが残る地域の一部は壁で封鎖され、出入りは数カ所に設けられた24時間体制の検問所のみに制限された。 国営メディアが当局者の話として16日に報じたところによると、感染が確認された人の濃厚接触者などリスクの高い人は全員、市外への移動が禁止された。 このほか、市外に向かうタクシーや配車サービスも停止となった。 国内の多くの省や都市は、北京からの訪問者に隔離措置を取っている。保健当局が16日明らかにしたところによると、北京から四川省に航空便で移動し、感染が疑われていた人が陽性と確認され、地元当局が濃厚接触者111人を追跡している。[ロイター]Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます 【関連記事】 ・東京都、新型コロナウイルス新規感染48人 2日連続40人超え ・巨大クルーズ船の密室で横行するレイプ ・スウェーデンの新型コロナ感染者数が1日最多に、死亡率も世界屈指 ・街に繰り出したカワウソの受難 高級魚アロワナを食べたら...   ※画像をクリックするとアマゾンに飛びます2020年6月23日号(6月16日発売)は「コロナ時代の個人情報」特集。各国で採用が進む「スマホで接触追跡・感染監視」システムの是非。第2波を防ぐため、プライバシーは諦めるべきなのか。コロナ危機はまだ終わっていない。