朝鮮戦争が勃発してから25日で70年を迎えたが、南北間の緊張が高まる中、予定される記念式典は小規模なものにとどまり、終戦協定の締結はかつてないほど遠く感じられる。朝鮮戦争は1950年6月25日、北朝鮮が韓国に侵攻したことを契機に勃発。53年に終戦ではなく休戦協定が結ばれた。韓国では元兵士らが集う記念式典が開催され、トランプ米大統領ら各国の首脳がビデオメッセージを寄せた。一方、北朝鮮では朝鮮労働党の機関紙が1面で、国を防衛するために戦った人々に続くよう呼び掛け。何十年経っても国土から戦争の危機は去っていないとし、「敵対的勢力」が北朝鮮の粉砕を画策していると非難した。2018年には、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長とトランプ大統領による米朝首脳会談の開催などで終戦協定の締結に向けた期待が高まったが、実現には至っていない。北朝鮮が米韓の対応を敵対的だと批判するに及び、その後幾度となく開催された実務者協議も南北の隔たりを埋めることはできなかった。北朝鮮は24日、韓国に対する軍事行動計画の延期を決定したと発表。同時に韓国に対し「賢明に考え行動する」よう警告した。韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は記念式典で、韓国軍はあらゆる脅威に立ち向かう用意があるとした上で「平和を通じて南北に有益な道筋を引き続き模索していく。南北統一を語る前に、まず互いに友好的な隣人になれるよう望む」と述べた。*内容を追加しました。[ロイター]Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます 【話題の記事】 ・コロナに感染して免疫ができたら再度感染することはない? ・巨大クルーズ船の密室で横行するレイプ ・東京都、新型コロナウイルス新規感染48人を確認 今月5度目の40人超え ・韓国、日本製品不買運動はどこへ? ニンテンドー「どうぶつの森」大ヒットが示すご都合主義.   ※画像をクリックするとアマゾンに飛びます2020年6月30日号(6月23日発売)は「中国マスク外交」特集。アメリカの隙を突いて世界で影響力を拡大。コロナ危機で焼け太りする中国の勝算と誤算は? 世界秩序の転換点になるのか?