英国統治時代最後の香港総督、クリス・パッテン氏は1日、香港を巡る最近の中国の行動について、トランプ米大統領が国際的な協調対応を困難にしたとの見方を示した。国際・欧州問題研究所(IIEA)主催のオンラインセミナーで述べた。 英国から中国に返還されて23周年を迎えた香港では1日、施行された国家安全維持法への抗議活動が行われた。警察は催涙スプレーや放水銃でデモ隊の排除に乗り出した。 パッテン氏は「われわれが、ともに立ち上がることが非常に重要。中国と新たな冷戦を始めるわけではなく、中国がひどい振る舞いをした時に、中国に翻意を促すということだ」と述べた。 その上で「西側のリーダーたる現在の米大統領は、連携というものをあまり重視していないようだ。これが国際協調をより難しくしている」とした。 パッテン氏は、民主党のバイデン氏が率いる政権が誕生すれば、欧米は中国についてうまく協力できるのではないか、とも述べた。[ロイター]Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます 【関連記事】 ・国家安全維持法施行された香港、返還23周年迎える 当局は治安対策 ・巨大クルーズ船の密室で横行するレイプ ・世界最大の中国「三峡ダム」に決壊の脅威? 集中豪雨で大規模水害、そして... ・韓国、環境対策で包装材削減に向けた「セット販売禁止法」で大混乱 発表2日で撤回へ.   ※画像をクリックするとアマゾンに飛びます2020年7月7日号(6月30日発売)は「Black Lives Matter」特集。今回の黒人差別反対運動はいつもと違う――。黒人社会の慟哭、抗議拡大の理由、警察vs黒人の暗黒史。「人権軽視大国」アメリカがついに変わるのか。特別寄稿ウェスリー・ラウリー(ピュリツァー賞受賞ジャーナリスト)