トランプ米大統領は4日の米独立記念日に行った演説で、「過激な左派」を打倒すると改めて表明した。 トランプ氏は、全米で続く人種差別への抗議デモに参加者の一部が、南北戦争時代に奴隷制度を支持した南部側の人物の銅像を撤去していることを念頭に「今権力を握るために過去についてうそを言おうとする人々が常に存在する。われわれの歴史を偽り、われわれに恥をかかせようとする人々が。彼らの目的は破壊だ」と非難した。 前日にも同氏はサウスダコタ州で、「怒り狂った暴徒」が歴史を抹殺しようとしていると主張し、自身を極左勢力に対する「防塁」になぞらえていた。 また同氏は、具体的な根拠を示さないまま、米国における新型コロナウイルス感染の99%は「全くの無害」だと指摘。パンデミックへの対応に批判が集まっているのをよそに、感染抑制失敗の責任は中国が負うべきだと強調した。 一方で同氏は、米国が年末よりも「ずっと前」に、新型コロナのワクチンもしくは治療法を手に入れることになるとの見方を示した。 大統領の演説後には、独立を祝う花火の打ち上げイベントが強行された。首都ワシントンのバウザー市長は、大観衆が集まるイベント開催は、公衆衛生当局が打ち出した感染防止のガイドラインに違反する恐れがあると警告していた。 ホワイトハウスの周囲では、政権に抗議するデモが行われ、一方でトランプ氏の支持者がデモ参加者に対抗して気勢を上げる場面が見られたが、両者の衝突があったとは伝えられていない。[ロイター]Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます 【関連記事】 ・イエス・キリストは白人から黒人に戻る? ・巨大クルーズ船の密室で横行するレイプ ・「ベートーベン黒人説」の真偽より大事なこと ・街に繰り出したカワウソの受難 高級魚アロワナを食べたら...   ※画像をクリックするとアマゾンに飛びます2020年7月7日号(6月30日発売)は「Black Lives Matter」特集。今回の黒人差別反対運動はいつもと違う――。黒人社会の慟哭、抗議拡大の理由、警察vs黒人の暗黒史。「人権軽視大国」アメリカがついに変わるのか。特別寄稿ウェスリー・ラウリー(ピュリツァー賞受賞ジャーナリスト)