<暴行を受け脳死状態になってしまったフランスのバス運転手は、特別に凶悪なグループに当たってしまったのかもしれないが、欧米ではマスク着用を求められて暴れる人間は、若い女性にも珍しくない> フランス南西部の都市バイヨンヌで、路線バスの運転手に暴行を加えたとして5人組が逮捕された。暴行のきっかけは、5人組が7月5日夜、マスクを着用せずにバスに乗ろうとして乗車を拒否されたこと。新型コロナウイルスの流行が続くなか、フランスでは公共交通機関を利用する際はマスク着用が義務づけられている。 5人組は乗車券も持っておらず、乗車を拒んだ50代の運転手を何度も殴打したと報道されている。 地元警察によると、殴打された運転手が意識不明状態で病院に運び込まれたあと、7月6日に脳死判定を受けたという。 運転手は、バスを降りたところで5人組のひとりに頭部を殴られたという。 同僚の運転手たちは抗議のスト 事件発生翌日の月曜日には、現地の路線バス運行に乱れが生じた。同じバス会社で働くほかの運転手たちが、事件に抗議して乗務を拒否したためだ。彼らは、運転手の安全確保対策が不十分だったとして、地元のバス運行会社クロノプラスを非難した。 警察はこの事件について、まだ発表を行っていない。 組合代表者は、ラジオネットワーク「フランス・ブリュ」の地元局に対し、運転手は5人組がバスに犬を連れ込もうとしたこともあって乗車を拒否したようだと語った。 一方、米テキサス州では6月29日(現地時間)、セブンイレブンを訪れた女性客がカウンターに唾を吐いた様子が、防犯カメラでとらえられていた。女性客がマスクを着用していなかったため、店員がレジ清算を拒否したからだという。 女性客は店員に対して悪態をつき、自分にはマスクを「しない権利」があると言い放ってカウンターに唾を吐いた。そんな例はまだまだある。 商品を放り投げる客、カウンターに唾を吐く客 「呼吸器に問題があるので医者にマスクを止められている」と怒る客 Went into the Emergency Dept. at St Joseph's Hospital in #Toronto for a suspected broken finger. I was asked to wear a mask, which I refused to do. As a result, hospital staff asked me to leave and immediately called 3 security guards to escort me out. #filmyourhospital pic.twitter.com/7KlDa11udk— Letitia Montana (@LetitiaMontana) July 5, 2020 指を骨折したと思い病院に行ったら、マスクをしていなければ診療できないと言われ、警備員に追い出された女性のツイート <参考記事>ドイツ人 マスク嫌いすぎで小売業がピンチ <参考記事>【動画】マスク姿のアジア人女性がニューヨークで暴行受ける ===== 素直にマスクをしない客のおかげでクビになった従業員もいる。アイスクリームチェーン「コールド・ストーン」で働いていた従業員は6月末、マスク着用の義務をめぐって来店客と揉めたところその日のうちに店をクビになったと明かした。SMSメッセージで解雇を知らされたという。一方、客はの方はコールド・ストーンのギフトカードを受け取ったとされる。 従業員は次のように指摘している。「マスク着用は店の方針なので、私たちにはどうしようもないのに怒鳴りつけてくる客が多かった」 公共の場でマスクをする人の割合(水色は4月の一週間、緑色は5月の一週間 ジョンズ・ホプキンス大学によれば、7月7日13時(日本時間)現在、新型コロナウイルスの感染者数は世界全体で1159万人を超え、フランスでは少なくとも20万5597人に上っている。死者数は、世界全体で53万7000人以上。一方、627万人以上が回復している。 (翻訳:ガリレオ) ・中国は「第三次大戦を準備している」 ・【動画】集中豪雨により氾濫する長江 ・巨大クルーズ船の密室で横行するレイプ ・異例の猛暑でドイツの過激な「ヌーディズム」が全開 ※画像をクリックするとアマゾンに飛びます2020年7月14日号(7月7日発売)は「香港の挽歌」特集。もう誰も共産党を止められないのか――。国家安全法制で香港は終わり? 中国の次の狙いと民主化を待つ運命は。PLUS 民主化デモ、ある過激派の告白。 ===== 商品を放り投げる客、カウンターに唾を吐く客 「呼吸器に問題があるので医者にマスクを止められている」と怒る客