トランプ米大統領は14日、CBSニュースとのインタビューで、黒人に対する警察の暴力の問題について、警官によって殺されるのは白人の方が「もっと多い」と述べ、黒人を特別視しない姿勢を示した。 トランプ氏は、黒人がいまだに当局の手で殺されているのはなぜかと問われ、「白人も同じだ。何てひどい質問だ。むしろ白人の方が多い」と強調した。 米国では5月に起きた白人警官による黒人のジョージ・フロイドさんの暴行死を受け、黒人に対する警察の暴力に世論の注目が集まり、抗議活動が国内外で広がった。 13日に公表された米紙ワシントン・ポストの分析によると、米国の警察によって銃殺される人々の半分は白人だが、黒人は米人口全体に占める比率が13%弱と低く、黒人人口に警察に銃殺される人が占める割合は白人の2倍以上だという。 最近のデモを受けて、一部地域で続けられている、南北戦争で奴隷制度の存続を主張した南部連合(南軍)の軍旗掲揚の慣習を維持すべきかどうかや、南軍関係者の像を撤去すべきかを巡り議論が強まった。 トランプ氏はCBSのインタビューで南軍旗を撤去すべきかどうか問われ「南軍旗を好きな人々を知っているが、奴隷制度が頭にあるわけではない」と応じた。その上で、南軍旗の問題にせよ「ブラック・ライブズ・マター(黒人の命は大切だ)」にせよ「言論の自由」があると続けた。[ロイター]Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます 【関連記事】 ・イエス・キリストは白人から黒人に戻る? ・巨大クルーズ船の密室で横行するレイプ ・「ベートーベン黒人説」の真偽より大事なこと ・インドネシア、地元TV局スタッフが殴打・刺殺され遺体放置 謎だらけの事件にメディア騒然   ※画像をクリックするとアマゾンに飛びます2020年7月21日号(7月14日発売)は「台湾の力量」特集。コロナ対策で世界を驚かせ、中国の圧力に孤軍奮闘。外交・ITで存在感を増す台湾の実力と展望は? PLUS デジタル担当大臣オードリー・タンの真価。