米ニューヨーク・タイムズ(NYT)紙は、香港支局に置くデジタルニュース部門をソウルに移動すると発表した。2週間前の香港国家安全維持法施行に伴い、域内でメディアなどの自由が規制されることへの懸念増大が背景とみられている。 同紙は、記者などが就労許可の確保に苦慮していると説明。香港駐在員の約3分の1を占めるデジタルチームの記者を、今後1年間にソウル支局に移動させるとした。 この措置は、アジアにおけるジャーナリズムのハブとしての香港の地位に痛手となる。 中国は今年、本土での活動許可が取り消された記者は香港でも活動できないと発表している。 NYT紙の広報担当者はロイターに、「現状の不透明性を考慮し、編集スタッフを地理的に分散する計画を策定している。われわれは今後も香港における大きなプレゼンスを維持し、香港と中国のカバーを継続する」と述べた。[ロイター]Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます 【関連記事】 ・中国・長江流域、豪雨で氾濫警報 三峡ダムは警戒水位3.5m超える ・巨大クルーズ船の密室で横行するレイプ ・新型コロナの起源は7年前の中国雲南省の銅山か、武漢研究所が保管 ・インドネシア、地元TV局スタッフが殴打・刺殺され遺体放置 謎だらけの事件にメディア騒然   ※画像をクリックするとアマゾンに飛びます2020年7月21日号(7月14日発売)は「台湾の力量」特集。コロナ対策で世界を驚かせ、中国の圧力に孤軍奮闘。外交・ITで存在感を増す台湾の実力と展望は? PLUS デジタル担当大臣オードリー・タンの真価。