欧州連合(EU)の専門機関、欧州疾病対策センター(ECDC)は15日、新型コロナウイルスの感染経路について、会話などで飛散する飛沫に加え、空気中を漂う微粒子「エアロゾル」を介した感染のリスクについて検証していると明らかにした。 ECDCのアンドレア・アモン所長はロイターに対し、エアロゾル感染が全体の感染に占める割合は分かっていないとしながらも、「エアロゾルと飛沫の双方が感染経路となる可能性があることは分かっている」と指摘。「職場での感染拡大リスクに関する技術的な報告書を作成している」とし、企業のオフィスなどでの感染リスクのほか、換気システムに起因するリスクを検証していることを明らかにした。 エアロゾル感染については、世界保健機関(WHO)が先週、リスクを警告。感染拡大抑制に向け現在多くの国で実施されているソーシャル・ディスタンシング(社会的距離の確保)などの措置は、会話のほか、くしゃみや咳などで飛散する唾液や粘液の飛沫による感染を防ぐことに主眼が置かれているため、エアロゾル感染が実証されれば新たな対応策が必要になる。 アモン所長は、ECDCは飛沫感染が有力な感染経路との推測を変えていないとし、現時点でガイダンスを変更する必要はないとの見方を示した。[ロイター]Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます 【関連記事】 ・東京都、15日の新型コロナ感染165人 警戒レベル最高に引き上げ、小池知事「GoToキャンペーン再考を」 ・巨大クルーズ船の密室で横行するレイプ ・中国のスーパースプレッダー、エレベーターに一度乗っただけで71人が2次感染 ・インドネシア、地元TV局スタッフが殴打・刺殺され遺体放置 謎だらけの事件にメディア騒然   ※画像をクリックするとアマゾンに飛びます2020年7月21日号(7月14日発売)は「台湾の力量」特集。コロナ対策で世界を驚かせ、中国の圧力に孤軍奮闘。外交・ITで存在感を増す台湾の実力と展望は? PLUS デジタル担当大臣オードリー・タンの真価。