中国国営の中央テレビ局(CCTV)は16日に放送した消費者権利の保護をテーマとする恒例の特別番組で、米バーガーキングの商品と米ゼネラル・モーターズ(GM)の中国合弁会社が生産する自動車に問題があると批判した。 同番組は1991年から毎年放送されており、批判の対象となれば販売や広報に影響する可能性があるため、国内外の企業から恐れられている。通常は3月15日の世界消費者権利デーに合わせて放送されるが、今年は新型コロナウイルス流行の影響で延期していた。 過去には米アップルや米スターバックスがやり玉に挙げられ、企業側はすぐに陳謝している。 今年は主に中国企業が批判され、海外の企業で取り上げられたのはバーガーキングとGMだけだった。米中両国は貿易などの問題で緊張感が高まっている。 バーガーキングはカナダのレストラン・ブランズ・インターナショナル傘下にあるが、中国の店舗は主にファストフード大手のタブ・フード・インベストメンツ(TFI)が運営している。番組では中国南東部の南昌にある店舗について、従業員はチーズが3枚入っているはずのハンバーガーに2枚しか入れていないと批判した。 バーガーキングの中国法人は中国版ツイッター「微博(ウェイボ)」で、同店舗はフランチャイズ加盟店の下請け会社が運営していると説明し、経営管理上の過ちだとして謝罪した。同下請け会社が運営する6店舗を閉鎖し、調査を行うための特別チームを立ち上げたとした。 番組ではまた、広西チワン族自治区にあるGMと上海汽車集団(SAIC) 、別の現地パートナーとの合弁が生産するスポーツ用多目的車(SUV)「宝駿(Baojun)560」の購入者が変速機の問題について批判した。同合弁は2016年に変速機に問題があるとして同モデルを約1万2000台リコール(回収・無償修理)している。 同合弁は文書で、消費者に不便をかけたことを謝罪し、調査していると説明。「費用がいくらかかっても、われわれが問題の責任を負う」とした。[ロイター]Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます 【関連記事】 ・中国・長江流域、豪雨で氾濫警報 三峡ダムは警戒水位3.5m超える ・巨大クルーズ船の密室で横行するレイプ ・ウイグル人根絶やし計画を進める中国と我ら共犯者 ・インドネシア、地元TV局スタッフが殴打・刺殺され遺体放置 謎だらけの事件にメディア騒然   ※画像をクリックするとアマゾンに飛びます2020年7月21日号(7月14日発売)は「台湾の力量」特集。コロナ対策で世界を驚かせ、中国の圧力に孤軍奮闘。外交・ITで存在感を増す台湾の実力と展望は? PLUS デジタル担当大臣オードリー・タンの真価。