東京都は17日、都内で新たに293人の新型コロナウイルス陽性者が確認されたと発表した。 陽性者が100人を超えるのはこれで9日連続。この1週間合計では1418人と感染拡大に歯止めがかからない状態だ。 この日確認された陽性者のうち、20代と30代が合わせて210人で全体の71%。また感染経路が不明な人は142人で48%を占めた。これは感染経路不明者の数として4月10・11日に次ぐ多さとなっている。 これで都内で確認された陽性者の合計は8933人、東京アラートを解除し休業要請などの規制を緩和した6月11日以降の陽性者は3513人となった。 連日200人台、陽性率も上がり感染第2波か 東京都では4月17日に206人の感染確認をピークに、徐々に新規陽性者が減り続け、5月23日には新規陽性者が2人まで減少。感染拡大の抑え込みに成功したかに見えたが、その後、新規陽性者が増加。7月に入ってからは連日100人以上の、感染拡大が続いている。感染者が2人と最少だった5月23日以降の累計では3804人となっている。 東京都は陽性者が急増していることについて、PCR検査の実施件数が1日あたり4000人以上と増えていることも理由にあげているが、陽性率も7月10日以降は6%と高まっており、感染第2波が現実のものになりつつある。 この日確認された陽性者のうち、20代と30代が合わせて約200人で全体の約7割と依然大半を占めているが、40代以上も増加しており、小池都知事は「最近の感染の増加は世代を超えた広がりがあり、また年代別だけではなくて感染経路も、友人同士のパーティーや会食による感染、それから高齢者への家族内感染など多岐に渡っている。陽性者が見つかる確率も高くなっており、感染拡大警報を呼びかけている」と危機感を表した。 神奈川県も独自の警戒を発動、政府は緊急事態宣言の必要認めず また17日は、埼玉県51人、神奈川県43人、千葉県31名と首都圏でも感染者が急増。神奈川県では県の定める独自の感染警戒の発動基準に達したため、黒岩知事が「神奈川警戒アラート」を発動。「感染拡大注意」として、「3密」を避けるなどの感染対策の徹底、県の「感染防止対策取組書」を掲示していない店舗を利用しないこと、テレワークや時差出勤などの取り組みの徹底を呼びかけた。 こうした状況に対して菅官房長官は、一定の感染増加が継続している状況であるとしつつ、接待を伴う飲食店による従業員などが積極的に感染検査を受けていることや感染者の8割以上が30代以下であることを強調。また東京都内の重症患者が7人となっているなど「医療提供体制は逼迫していない」と述べて、緊急事態宣言を直ちに出す状況でないとの考えを重ねて表明した。 東京都・新型コロナウイルス陽性患者数 東京都・新型コロナウイルス陽性患者数・累計 PCR検査等の結果 感染者の現在の状況 *チャーター機帰国者、クルーズ船乗客等は含まれていない*「重症」は、集中治療室(ICU)等での管理又は人工呼吸器管理が必要な患者数を計上*退院者数の把握には一定の期間を要しており、確認次第数値を更新している 【関連記事】 ・東京都、新型コロナ新規感染286人で過去最多を更新 「GoToトラベル」は東京除外で実施へ ・巨大クルーズ船の密室で横行するレイプ ・新型コロナの起源は7年前の中国雲南省の銅山か、武漢研究所が保管 ・インドネシア、地元TV局スタッフが殴打・刺殺され遺体放置 謎だらけの事件にメディア騒然   ※画像をクリックするとアマゾンに飛びます2020年7月21日号(7月14日発売)は「台湾の力量」特集。コロナ対策で世界を驚かせ、中国の圧力に孤軍奮闘。外交・ITで存在感を増す台湾の実力と展望は? PLUS デジタル担当大臣オードリー・タンの真価。