<暴露本を出した姪を非難したトランプにも動じず、おじの深い心の傷を憂う> ドナルド・トランプは7月17日、自分に関する暴露本を出版した姪のメアリー・トランプについて、「頭が混乱した」人物とツイッターで非難した。 17日夕方、CNNの番組に出演したメアリー・トランプは、「頭が混乱した人物」という批判は、「おじがもっぱら女性を攻撃するときに使う言葉だ」と冷静に受け流した。 この番組のインタビューの数時間前、トランプはツイッターでメアリーを激しく非難した。 「メアリーは私のことをほとんど知らないし、私の素晴らしい両親(彼らはメアリーに我慢がならなかった!)と私について嘘ばかり書き、秘密保持契約にも違反した。私の確定申告の内容を暴露したことも違法だ。まったく頭が混乱している!」と、トランプは書いた。 トランプが指摘しているのは、メアリーがトランプ一家の納税申告に関するニューヨーク・タイムズ紙のスクープの主な情報源だったということらしい。 「混乱している」という主張については、おじはナンシー・ペロシ下院議長について同じことを言ったと思う、とメアリーは語った。「正直なところ、素晴らしい人が仲間でうれしい」 不正は生活の一部 トランプの17日のツイートは、彼の姪がトランプの半生を暴露する本を14日に出版して以来、初めての発言となる。 著書の『トゥー・マッチ・アンド・ネバー・イナフ:私の家族はいかにして世界で最も危険な男を作ったか』の中で、メアリーは、大統領を中心に展開する家族のたくさんの秘密について詳しく説明している。 メアリーにとって別のおじであるロバート・トランプ(ドナルドの末弟)は、メアリーの本が秘密保持契約に違反していると主張し、出版の差し止めを裁判所に求めた。だが裁判所は本の発売前夜に、秘密保持契約はメアリーの祖父フレッド・トランプ・シニアの意志に関するものであって、ドナルド・トランプとは関係しないと判断した。 販売初日に95万部を売り上げたこの本には、トランプの女性の扱い方やトランプがいじめの治療を受けたこと、トランプとその一族の大半にとって「不正行為は生活の一部」であることについて、さまざまな逸話が含まれている。 ホワイトハウスは、この本は「虚偽」だらけだと主張している。 臨床心理学者のメアリー・トランプは17日、トランプは「生い立ちが原因で、心理的に深い傷をうけた男」であると主張した。 <参考記事>大学入学試験SATの「替え玉受験」も暴露 臨床心理学者のトランプ姪が暴く一家の秘密 <参考記事>精神医学の専門家が危惧する、トランプの「病的自己愛」と「ソシオパス」 ===== CNN出演中、トランプは「病んでいる」と思うのかと尋ねたとき、メアリーは「イエス」と答え、トランプの精神状態は回復が難しいほど損傷を受けていると語った。 「トランプを個人的に知ることなく病気と診断した人はたくさんいる。そうした診断の一部が正しいことを証明する証拠はたくさんある」と、メアリーは言った。「そして、トランプは治療を受けていない。治療を受けることに興味がない」 最も「悲惨なこと」の一つは、トランプの味方と称する人々が「おじの助けになっていない」ことだという。 「本当におじのことを思うなら、ホワイトハウスにいてはいけない人間だとわかるはずだ」と、メアリーは語った。 【話題の記事】 ・巨大クルーズ船の密室で横行するレイプ ・異例の猛暑でドイツの過激な「ヌーディズム」が全開 ・台湾のビキニ・ハイカー、山で凍死 ・中国は「第三次大戦を準備している」 ※画像をクリックするとアマゾンに飛びます2020年7月28日号(7月21日発売)は「コロナで変わる日本的経営」特集。永遠のテーマ「生産性の低さ」の原因は何か? 危機下で露呈した日本企業の成長を妨げる7大問題とは? 克服すべき課題と、その先にある復活への道筋を探る。