<2月末に在韓米軍で最初の感染者が見つかってから、最初は徐々に、次には爆発的に感染が拡大し始めた> 7月第3週に入り、米軍関係者の間で新型コロナウイルスが驚くべき速度で感染を拡大させており、増加率は20%以上に達している。以前は軍隊内での感染拡大はゆっくりしたペースにとどまっていたが、今は米軍関係の感染者数は2万人を突破した。 国防総省は、アリゾナ、カリフォルニア、フロリダ、ジョージア、テキサスといった軍事基地が多い州で陽性例が急増しており、これが基地内での陽性例の増加にもつながっているとの見方を示している。 感染者が多い州の基地に集中 トム・マカフェリー国防長官補佐官(保険業務担当)はミリタリー・タイムズの記事で、「民間部門で(感染者数の)増加がみられるのと同じ地域で、(米軍内でも)ある程度の増加が認められる。これは全くの予想外とは言えない。なぜなら、我々はより多くの検査を行っているからだ」と述べた。「我々は無症状の者についても検査を行っている」 カリフォルニアとフロリダの両州は、現在も国防総省が指定する「不要不急の移動を控える」州リストに入っているが、これ以外の州でも感染者数は増加傾向にある。 新型コロナウイルス検査で陽性と判定された軍関係者の増加ペースは、当初はゆっくりだったものの、途中から急激にペースが上がった。米軍兵士で初めての陽性者は、2020年2月末に在韓米軍で見つかった。その後6週間で、米軍全体の陽性者が1万人まで広がった。その後は半分の3週間で、2倍の2万人に達したのだ。 <参考記事>空母のコロナ感染で苦境の米海軍、軍事演習で牽制する中国軍との緊張高まる <参考記事>米軍がコロナ感染者の新規入隊を永久に禁止? ===== 米軍では、フェイスカバーやソーシャル・ディスタンシング(社会的距離戦略)に関する厳格なガイドラインを実施し、隊員が自由時間を過ごすことができる地元のスポットについてもその基準を示していたが、こうした措置を取る中でも陽性者数が急増する事態が発生したことになる。 「各地の司令官に全幅の信頼を置いている。軍務に就く兵士、軍属、兵士の家族の心身の健康を守ると同時に、彼らが確実に自らの任務を果たすことができるよう、正しい判断を下してくれると確信している」とマカフェリーは述べた。 米軍によると、軍人に加え、その扶養家族、軍属、請負業者の従業員までを含む軍関係者全体で見ると、7月第4週に入って感染者数は22%増加し、累計感染者数は2万9047人に達しているという。 7月第3週には新たに5名の死者が発生している。その中には、軍人の扶養者が1名、軍属が3名含まれている。 米軍主要4部門の状況 ・海兵隊は7月第3週、この4部門で増加幅が最大の30%となり、累計感染者数は2298人に達した。 ・海軍は、初期段階に2隻の軍艦で感染が拡大し、ピークを経験している。累計感染者数は5280人。 ・陸軍の累計感染者数は、主要4部門で最多の6599人で、全感染者数および新規感染者数に占める割合も最も高い。 ・空軍は、7月第3週に新規感染者数が減少に転じ、現在の累計陽性者数は合計で2991人と報告されている。 (翻訳:ガリレオ) 【話題の記事】 ・巨大クルーズ船の密室で横行するレイプ ・異例の猛暑でドイツの過激な「ヌーディズム」が全開 ・台湾のビキニ・ハイカー、山で凍死 ・中国は「第三次大戦を準備している」 ※画像をクリックするとアマゾンに飛びます2020年7月28日号(7月21日発売)は「コロナで変わる日本的経営」特集。永遠のテーマ「生産性の低さ」の原因は何か? 危機下で露呈した日本企業の成長を妨げる7大問題とは? 克服すべき課題と、その先にある復活への道筋を探る。