<イギリスがディズニーに対抗する巨大テーマパークをテムズ河畔に建設する> 「ディズニーランドに対抗する」イギリスのテーマパーク計画の一部が明らかになった。 目下「ロンドン・リゾート」と呼ばれるこのプロジェクトの建設計画は、8年前から進行していた。2012年にロンドンの南東に位置するケント州にある敷地にテーマパークを建設する構想が示され、現在は意見聴取が行われている。 このロンドン・リゾートには3500室を擁する4つのホテルの建設計画も含まれており、開業からの1年間で直接的には9000人、間接的には2万人の雇用が創出されるという。 建設費50億ポンド(約6800億円)というこのテーマパークが実現にこぎつければ、ゼロから立ち上げられたものとしてはヨーロッパでは初の大規模テーマパークとなる。 計画地には2つのテーマパークが設けられることになっていて、パラマウント・ピクチャーズやBBCなどのパートナーとともに計画が進められている。ウオーターパーク、会議施設、ショッピングセンターも作られる予定だ。 プロジェクトの最高経営責任者(CEO)を務めるPY・ジェルボオは、こう述べる。「数十億ポンドの投資と、数千人の雇用が創出される。現在ほぼ利用されていない土地が、世界最高クラスの、胸躍るエンターテインメント・スポットへと変貌するだろう」 ウェンブリー・スタジアム136個分の広さ ジェルボオはさらに、事業運営を実質ゼロエミッション化する目標を掲げ、このロンドン・リゾートを世界で最もサステイナビリティ(持続可能性)に配慮したテーマパークにしたいとの意向を明かした。 2019年に公表されたロンドン・リゾートに関する提案では、その構想をこう説明している。「このプロジェクトは、ヨーロッパ全土で見ても、最も大規模な建設プロジェクトの1つになる。3万人の人員と、数十億ポンドの投資によって、テムズ川の河岸に広がる700万平方メートルの土地が、世界でも有数の規模を持つ、没入型の体験が味わえるレジャーセンターへと変貌する」 「完成時には、イギリスにある他のどのテーマパークと比べても、3倍の規模となる。2つのテーマパークとリゾート・ウオーターパークが、535エーカー(約216ヘクタール)の敷地に配置される。これは、(ロンドンの巨大サッカースタジアムである)ウェンブリー・スタジアム136個分に相当する広さだ」 この建設計画はこれまで何度も延期を余儀なくされてきた。2013年に、イギリスでは希少なハエトリグモの生息地であることが判明したこともその一因となった。 9月21日まで意見聴取の機会が設けられており、一般市民に対して計画に関する意見の提出が呼びかけられている。 計画が予定通り進めば、2022年内に建設作業が始まる。グランドオープンは2024年の予定だ。新型コロナウイルスの感染拡大は今のところ、計画に影響していない。 (翻訳:ガリレオ) <参考記事>「ディズニーパークに遺灰がまかれている」という都市伝説は事実だった <参考記事>パクリもここまで来た仰天「ディズニーラオス」 【話題の記事】 ・科学者数百人「新型コロナは空気感染も」 WHOに対策求める ・中国のスーパースプレッダー、エレベーターに一度乗っただけで71人が2次感染 ・傲慢な中国は世界の嫌われ者 ・「中国はアメリカに勝てない」ジョセフ・ナイ教授が警告 ※画像をクリックするとアマゾンに飛びます2020年8月4日号(7月28日発売)は「ルポ新宿歌舞伎町 『夜の街』のリアル」特集。コロナでやり玉に挙がるホストクラブは本当に「けしからん」存在なのか――(ルポ執筆:石戸 諭) PLUS 押谷教授独占インタビュー「全国民PCRが感染の制御に役立たない理由」