菅義偉官房長官は31日の閣議後会見で、全国的な新型コロナ感染症の拡大がみられ一部で「第2波」到来との表現も聞かれる状況となっていることについて、3、4月とは異なる状況であり現時点で緊急事態宣言を再発出する状況ではないとしつつ、感染拡大の次なる波に備えて万全の対策をしていきたいとの考えを示した。 同長官は、昨日の厚生労働省のアドバイザリーボードについて説明。3、4月と比較すると感染拡大のスピードはやや緩慢ではあるが、一部ではスピードが増しており、憂慮すべき状況であり、重症者も徐々に増加、保健所や医療機関にはすでに悪影響が及び、新規感染者を減少させるための迅速な対応が求められる状況であると分析されている、との認識を示した。 その上で「こうした状況を総合的に勘案すると、現時点で緊急事態宣言を再び発出し経済活動を全面的に止める状況とは考えていない」としつつ、本日開催予定の政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会で専門家の意見を聞いて、引き続き感染拡大防止と経済社会活動の両立に向けて努力したいと述べた。 (中川泉)[ロイター]Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます 【関連記事】 ・新型コロナウイルス、患者の耳から見つかる ・巨大クルーズ船の密室で横行するレイプ ・がんを発症の4年前に発見する血液検査 ・韓国、コロナショック下でなぜかレギンスが大ヒット 一方で「TPOをわきまえろ」と論争に   ※画像をクリックするとアマゾンに飛びます2020年8月4日号(7月28日発売)は「ルポ新宿歌舞伎町 『夜の街』のリアル」特集。コロナでやり玉に挙がるホストクラブは本当に「けしからん」存在なのか――(ルポ執筆:石戸 諭) PLUS 押谷教授独占インタビュー「全国民PCRが感染の制御に役立たない理由」