<コロナ感染を防いで予定通り選挙を行うための郵便投票を「大量の不正を生む」と非難するトランプだが、複数の州ではこれまでにも郵便による不在者投票が実施されてきた> トランプ米大統領は、今年11月3日に予定されている大統領選挙を延期したいらしい。7月30日、(新型コロナの感染防止策として)「郵便投票となれば2020年は史上最も間違いと不正だらけの選挙が行われることになる」とツイートし、延期を呼び掛けた。 トランプはこれまでにも郵便投票は大量の不正を生むと発言してきたが、その主張に根拠はない。トランプ自身も就任以来、郵便による不在者投票を行ってきており、郵便投票は複数の州で既に実施されてきた。トランプは郵便投票と不在者投票は大きく異なるとしているが、選挙制度の専門家によれば両者に本質的な違いはないという。 一方、バー司法長官はこのツイートに先立ち、大統領が選挙の日程を変更することが法的に可能かを「検討したこともない」と米議会で述べた。 現在、トランプは世論調査で民主党候補バイデン前副大統領に水をあけられている。選挙を延期すれば情勢は変わる......のか? <2020年8月11日/18日号掲載> 【関連記事】トランプ姪の暴露本は予想外の面白さ──裸の王様を担ぎ上げ、甘い汁を吸う人たちの罪 【関連記事】米民主主義の危機 大統領選で敗北してもトランプは辞めない 【話題の記事】 ・中国は「第三次大戦を準備している」 ・ヌード写真にドキュメントされた現代中国の価値観 ・アメリカ猛攻──ファーウェイ排除は成功するか? ・大丈夫かトランプ 大統領の精神状態を疑う声が噴出 ※画像をクリックするとアマゾンに飛びます2020年8月11日/18日号(8月4日発売)は「人生を変えた55冊」特集。「自粛」の夏休みは読書のチャンス。SFから古典、ビジネス書まで、11人が価値観を揺さぶられた5冊を紹介する。加藤シゲアキ/劉慈欣/ROLAND/エディー・ジョーンズ/壇蜜/ウスビ・サコ/中満泉ほか ===== 選挙延期を呼び掛けるトランプ大統領 Channel 4 News-YouTube 【関連記事】トランプ姪の暴露本は予想外の面白さ──裸の王様を担ぎ上げ、甘い汁を吸う人たちの罪 【関連記事】米民主主義の危機 大統領選で敗北してもトランプは辞めない