ドイツの医師労組マールブルガー・ブントのSusanne Johna会長は、同国はすでに新型コロナウイルス感染第2波との戦いに入っており、社会的距離を軽視すれば当初の成功を無にする恐れがあると述べた。 ドイツではここ数週間、1日当たりの感染者数が着実に増加しており、専門家らは、一部で衛生や距離の順守が緩んでいることが全土への感染拡大を招いていると警告している。 会長はアウグスブルガー・アルゲマイネ紙とのインタビューで、「われわれはすでに、第2波の緩い上昇基調の中にある」と説明し、通常に戻りたいという欲求と感染抑制策の緩和により、これまで積み上げてきた成功が無駄になる可能性があると指摘。人々に衛生と距離の順守継続、マスク着用を呼びかけた。 ドイツは、広範囲な検査と医療制度の完備、社会的距離の順守などにより、これまでのところ、フランスやイタリアなど近隣国に比べて死者数ははるかに少ない。 ドイツ政府の公衆衛生研究機関ロベルト・コッホ研究所によると、4日に確認された感染者数は879人、累計は21万1281人。死者数は8人増加して累計は9156人となっている。 Johna会長は、病院の受け入れ準備はできており、今後は新型コロナ患者用の集中治療病床を整えていく一方、一般病床は徐々に削減していくと述べた。 ドイツ集中治療・救急医学会によると、ドイツには集中治療病床が2万1000床あり、現時点で1万2200床が空いている。3日時点で集中治療を受けている新型コロナ感染症患者は270人、人工呼吸器を使用しているのは130人という。[ロイター]Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます 【関連記事】 ・コロナ感染大国アメリカでマスクなしの密着パーティー、警察も手出しできず ・巨大クルーズ船の密室で横行するレイプ ・新たな「パンデミックウイルス」感染増加 中国研究者がブタから発見 ・韓国、コロナショック下でなぜかレギンスが大ヒット 一方で「TPOをわきまえろ」と論争に   ※画像をクリックすると楽天ブックスに飛びます2020年8月11日/18日号(8月4日発売)は「人生を変えた55冊」特集。「自粛」の夏休みは読書のチャンス。SFから古典、ビジネス書まで、11人が価値観を揺さぶられた5冊を紹介する。加藤シゲアキ/劉慈欣/ROLAND/エディー・ジョーンズ/壇蜜/ウスビ・サコ/中満泉ほか