米ニューヨーク市のデブラジオ市長は5日、新型コロナウイルス感染者が急増している35州から同市を訪れる旅行者の隔離義務順守を確実にするため、駅やトンネルなどに検問所を設けると発表した。 市警などは同日から、ニューヨーク市につながる橋やトンネルに検問所を設置する。6日には主要鉄道駅のペンシルバニア駅にチームを派遣し、訪問者に旅行に関する書類の提出を求める。 デブラジオ市長は、2週間の隔離が任意ではなく義務と改めて強調し、違反者に対する罰金が最大1万ドルに達する可能性があると警告した。 ニューヨーク市の保健当局者は、同市の新規感染者の5分の1が州外からの訪問者と指摘する。 米国の新型コロナ感染者は累計で約480万人、死者は約15万7000人。先週時点で、感染者はオクラホマ、モンタナ、ミズーリなど約20州で急増。国内の1日の死者も平均で約1000人に達している。一方、一時はコロナ流行の震源地だったニューヨーク市の感染率は過去8週間3%以下にとどまっている。 コロナ感染再拡大に伴い、学校再開の行方も注目される。 過去6週間連続で新型コロナの新規感染者が増加しているイリノイ州ではこの日、シカゴの公立学校が新学期を全て自宅学習の形式で再開する方針を決定した。同学校区は35万人の生徒を抱え、全米で3番目の規模。 カリフォルニア州のロサンゼルスとサンディエゴでも、自宅からのリモート学習を行う計画。 トランプ大統領は対面授業の再開を要求しており、この日もFOXニュースとのインタビューで「学校は再開すべきだ。コロナはいずれ消滅する」と改めて語った。 フロリダ、アイオワ、ミズーリ、サウスカロライナ、テキサスの5州では対面授業を再開する見通し。[ロイター]Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます 【関連記事】 ・コロナ感染大国アメリカでマスクなしの密着パーティー、警察も手出しできず ・巨大クルーズ船の密室で横行するレイプ ・新たな「パンデミックウイルス」感染増加 中国研究者がブタから発見 ・韓国、コロナショック下でなぜかレギンスが大ヒット 一方で「TPOをわきまえろ」と論争に   ※画像をクリックすると楽天ブックスに飛びます2020年8月11日/18日号(8月4日発売)は「人生を変えた55冊」特集。「自粛」の夏休みは読書のチャンス。SFから古典、ビジネス書まで、11人が価値観を揺さぶられた5冊を紹介する。加藤シゲアキ/劉慈欣/ROLAND/エディー・ジョーンズ/壇蜜/ウスビ・サコ/中満泉ほか