中国共産党機関紙・人民日報系の環球時報は1日、中国はこれまでにないくらい深刻な軍事的被害をインドに与えることができると指摘し、国境を巡って対立が深まるインドをけん制した。 インド当局者が31日に明らかにしたところによると、ヒマラヤ山脈西部の紛争地域で丘を占領しようとした中国軍の試みをインド軍が防いだ。 中国軍報道官は同日、国境を違法に越えたとしてインド軍の撤退を要求。中国外務省は、中国軍は実効支配線を越えなかったと説明した。 環球時報は論説記事で、インドは「力強い中国」と向き合っており、インド政府はこの問題で米国からの支援を得られるという「幻想」を抱くべきではないと指摘。「しかし、仮にインドが競争にかかわりたいならば、中国はインドよりも手段と能力がある。もしもインドが軍事的な対決を望むならば、人民解放軍が1962年(の武力紛争)の時よりもはるかに深刻な被害をインド軍に与えるだろう」とした。[ロイター]Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます 【関連記事】 ・中国・三峡ダムに過去最大の水量流入、いまダムはどうなっている? ・巨大クルーズ船の密室で横行するレイプ ・戦略性を失った習近平「四面楚歌」外交の末路 ・世界が激怒する中国「犬肉祭り」の残酷さ   ※画像をクリックするとアマゾンに飛びます2020年9月8日号(9月1日発売)は「イアン・ブレマーが説く アフターコロナの世界」特集。主導国なき「Gゼロ」の世界を予見した国際政治学者が読み解く、米中・経済・テクノロジー・日本の行方。PLUS 安倍晋三の遺産――世界は長期政権をこう評価する。