サンフランシスコの米連邦高等裁判所は2日、エドワード・スノーデン容疑者が暴露した米国家安全保障局(NSA)による大量監視を違法とする判決を下した。大量監視を正当と主張していた米情報機関幹部は真実を語っていないと指摘した。 連邦高裁は、何百万人もの米市民の通信記録を令状なく収集したことは外国情報監視法(FISA)に違反している上、違憲の公算が大きいと言い渡した。 スノーデン氏はツイッターへの投稿で、連邦高裁の判決はNSAによる大量監視を暴露した自分の判断が正しかったことを裏付けていると強調。「裁判所がNSAの活動を違法と非難し、判決の中で暴露した私の功績を認めたことを、生きているうちに見届けるなんて、想像すらしていなかった」と記した。 スノーデン氏は2013年、NSAによる大量監視の実態を英ガーディアン紙に初めて暴露。米情報機関幹部はそれまで、米市民の情報収集を否定していたが、暴露された後は、諜報活動は国内の過激主義対策で極めて重要な役割を担っていることを根拠とする姿勢に転じた。[ロイター]Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます 【関連記事】 ・米ウィスコンシン州、警官が黒人男性に発砲し重体 抗議活動で外出禁止令 ・巨大クルーズ船の密室で横行するレイプ ・コロナ感染大国アメリカでマスクなしの密着パーティー、警察も手出しできず ・中国からの「謎の種」、播いたら生えてきたのは......?   ※画像をクリックするとアマゾンに飛びます2020年9月8日号(9月1日発売)は「イアン・ブレマーが説く アフターコロナの世界」特集。主導国なき「Gゼロ」の世界を予見した国際政治学者が読み解く、米中・経済・テクノロジー・日本の行方。PLUS 安倍晋三の遺産――世界は長期政権をこう評価する。