激しいデモが繰り広げられた米ウィスコンシン州ケノーシャで17歳のカイル・リッテンハウス被告がデモ参加者を銃撃した事件を巡り、ソーシャルメディアでは同被告を称賛する投稿が2日時点で数多くシェアされている。 フェイスブックとツイッターは1週間前にこのような投稿はポリシー違反だとして、削除する考えを示した。 リッテンハウス被告はデモ3日目の夜にデモ参加者3人にライフル銃を発砲し、そのうち2人が死亡した。被告は成人として、2件の第1級殺人と1件の殺人未遂の容疑で訴追されており、弁護士は正当防衛を主張するとしている。 ケノーシャでは8月23日に黒人のジェイコブ・ブレークさん(29)が警官に背後から複数回撃たれ、病院に搬送された。この事件を受けて警察の暴力と人種差別に対する抗議活動が何日も行われた。 フェイスブックはリッテンハウス被告によるデモ参加者殺傷を銃乱射事件に指定、被告を称賛する投稿を削除すると表明していた。ただ、ソーシャルメディア分析のクラウドタングルのデータによると、同被告を「愛国者」とする投稿は数千回シェアされている。 フェイスブックは、リッテンハウス被告を応援する内容のコンテンツは削除するとし、被告を「愛国者」と呼ぶ投稿は削除対象に該当するとコメントした。 ツイッターはリッテンハウス被告を称賛する投稿は、「暴力の美化」に反対するポリシーに違反するとして削除。ただ、被告への支持を表すハッシュタッグは広く使われている。[ロイター]Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます 【関連記事】 ・米ウィスコンシン州、警官が黒人男性に発砲し重体 抗議活動で外出禁止令 ・巨大クルーズ船の密室で横行するレイプ ・コロナ感染大国アメリカでマスクなしの密着パーティー、警察も手出しできず ・中国からの「謎の種」、播いたら生えてきたのは......?   ※画像をクリックするとアマゾンに飛びます2020年9月8日号(9月1日発売)は「イアン・ブレマーが説く アフターコロナの世界」特集。主導国なき「Gゼロ」の世界を予見した国際政治学者が読み解く、米中・経済・テクノロジー・日本の行方。PLUS 安倍晋三の遺産――世界は長期政権をこう評価する。