中国の科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)の尹衛東最高経営責任者(CEO)は6日、政府による新型コロナウイルスワクチン緊急使用計画に基づき、同社が開発したワクチンを従業員とその家族の約90%が接種したと明らかにした。ロイターの取材に答えた。 中国政府は7月、医療従事者や食料輸送担当者など一部の人にワクチンを投与することを承認。シノバックのワクチンは中期臨床試験を終えた段階だが、使用対象の1つに選ばれている。 尹氏は、およそ2000-3000人の従業員および家族が自主的にワクチンの接種を受けたと説明。こうした投与で集まったデータはワクチンが安全だという証拠を提供してくれる可能性があるが、規制当局がワクチンの商用化を認めるかどうか判断する主な要素にはならないと述べた。 同氏は自身や妻、両親も接種したと明らかにするとともに、事前にワクチンがもたらす可能性がある副作用や、まだ初期と中期の臨床試験を経過しただけだという点を知らされたと語り、今のところワクチンを投与された人の間で不調を訴えた割合は非常に低いと付け加えた。 シノバックが資金を提供して600人のコロナ患者を対象に実施した中期試験によると、副作用は疲労感や発熱、痛みなどで、大半は程度が軽かったという。[ロイター]Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます 【関連記事】 ・ロシア開発のコロナワクチン「スプートニクV」、ウイルスの有害な変異促す危険性 ・巨大クルーズ船の密室で横行するレイプ ・コロナ感染大国アメリカでマスクなしの密着パーティー、警察も手出しできず ・ハチに舌を刺された男性、自分の舌で窒息死   ※画像をクリックするとアマゾンに飛びます2020年9月8日号(9月1日発売)は「イアン・ブレマーが説く アフターコロナの世界」特集。主導国なき「Gゼロ」の世界を予見した国際政治学者が読み解く、米中・経済・テクノロジー・日本の行方。PLUS 安倍晋三の遺産――世界は長期政権をこう評価する。