東京都は10日、新型コロナウイルスの感染症対策のモニタリング会議を開き、感染状況について従来の最高レベルから「感染の再拡大に警戒が必要」へと、警戒度を引き下げた。これに合わせて8月6日から実施していた都内の飲食店への営業時間の短縮要請も予定通り15日までで終了することを決定した。 新たな感染は7日間平均で減少するも緩慢で、警戒は必要 10日午後に行われた新型コロナのモニタリング会議およびその後行われた対策会議では、新たな感染の確認は直近7日間の平均では149人となっており、8月上旬の半分まで低下していることなどから、感染状況の警戒のレベルを1段階引き下げ「感染の再拡大に警戒が必要」とすることになった。一方、医療提供体制は「体制強化が必要」として変更しなかった。 一方で、専門家は「依然として高い水準で推移しており、再び増加することへの警戒が必要な状況に変わりはない」と指摘。病院などで数十人規模のクラスターが発生すると、前の週と比べた「増加比」が再び100%を超えるおそれがあるとして、「引き続き陽性者の早期発見と感染拡大防止ガイドラインの徹底などの対策や取り組みを維持する必要が」と指摘している。 飲食店などへの営業時間短縮要請、15日で終了へ また、東京都は酒を提供する飲食店やカラオケ店に営業時間を午後10時までとする営業短縮要請について、予定通り15日までで終了することを決めた。 これについて小池知事は「新規の陽性者数が8月上旬をピークにして減少し、8月半ば以降の人の流れの影響が心配されたが、その後も陽性者数は継続して減少している。これらの状況を踏まえ、一定の抑制効果があったと考えている。感染拡大の防止と社会経済活動の両立ということで営業時間短縮の要請を終了する」と述べた。 また、これまで都外への旅行などの自粛を呼びかけていたが、これについて小池知事は「感染症の専門家からは感染の再拡大に警戒は必要だという意見も伺っている。従いまして今後都外へ外出される際には改めて手洗いや消毒を始めとしてくれぐれも感染防止対策に万全を期していただきたい」と述べ、自粛要請を終了することを明らかにした。 インフルエンザとの流行記に向けて この日のモニタリング会議では、再び新規感染者が増加する可能性として、インフルエンザ流行期についても報告があった。専門家は「インフルエンザ流行期に、発熱等の症状がある患者に対して、季節性インフルエンザと新型コロナウイルス感染者を印象的に鑑別することは困難である。このため次のインフルエンザ流行期に備え、東京の実情に応じた発熱患者の相談・検査・診療のフローを作成することと検査体制の強化が大きな課題となる」との指摘がなされた。 【関連記事】 ・ロシア開発のコロナワクチン「スプートニクV」、ウイルスの有害な変異促す危険性 ・巨大クルーズ船の密室で横行するレイプ ・コロナ感染大国アメリカでマスクなしの密着パーティー、警察も手出しできず ・ハチに舌を刺された男性、自分の舌で窒息死   ※画像をクリックするとアマゾンに飛びます9月15日号(9月8日発売)は「米大統領選2020:トランプの勝算 バイデンの誤算」特集。勝敗を分けるポイントは何か。コロナ、BLM、浮動票......でトランプの再選確率を探る。 ===== 10日の新規要請者は270名と増加 東京都・新型コロナウイルス陽性患者数 東京都・新型コロナウイルス陽性患者数・累計 PCR検査等の結果 入院患者数 感染者の現在の状況 *チャーター機帰国者、クルーズ船乗客等は含まれていない*「重症」は、集中治療室(ICU)等での管理又は人工呼吸器管理が必要な患者数を計上*退院者数の把握には一定の期間を要しており、確認次第数値を更新している 【関連記事】 ・ロシア開発のコロナワクチン「スプートニクV」、ウイルスの有害な変異促す危険性 ・巨大クルーズ船の密室で横行するレイプ ・コロナ感染大国アメリカでマスクなしの密着パーティー、警察も手出しできず ・ハチに舌を刺された男性、自分の舌で窒息死   ※画像をクリックするとアマゾンに飛びます9月15日号(9月8日発売)は「米大統領選2020:トランプの勝算 バイデンの誤算」特集。勝敗を分けるポイントは何か。コロナ、BLM、浮動票......でトランプの再選確率を探る。