<ウッドワードの新著『怒り』では、トランプが自身の言葉で多くの秘密を暴露しているが、なかでもこれは核爆弾級だ> ドナルド・トランプ大統領との17回のインタビューをもとに新著を出版したジャーナリストのボブ・ウッドワードは、軍の最高司令官であるトランプは、一時は北朝鮮と戦争の瀬戸際まで行った、他の人には想像もつかないほどだと語ったという。 新著出版直前の9月13日夜にCBSニュースの『60ミニッツ(60 Minutes)』に出演したウッドワードは、新著『RAGE 怒り』(邦訳は12月22日発売予定)のために行ったインタビューでのトランプの発言を引用。アメリカの人々は、アメリカが北朝鮮との戦争にどれほど近づいていたかを「知りもしなかった」と話した。 またトランプは大統領に就任した最初の年に、ジェームズ・マティス前国防長官に、アメリカを標的にする北朝鮮のミサイルは全て撃墜するよう指示したという。「トランプは私に繰り返し、我々がどれほど戦争に近づいていたか、きみたちは知らないだろうと語った」と、ウッドワードは言った。 トランプをほめ殺し 同時にトランプは、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長との「友好的な」関係の詳細もウッドワードに語ったという。 首脳2人のあいだで交わされた書簡を目にしたウッドワードによれば、金は2人の関係性について「ファンタジー映画」のようだと表現し、書簡のなかでトランプを「閣下(Your Excellency)」と呼んでいたという。 金からトランプに送られた書簡を調べた米中央情報局(CIA)は「この手紙を書いた人間の正体をとうとう突き止められなかった」が、トランプの「誇大な自尊心」に訴えるという点で、これらの書簡は「傑作」だと語ったという。 トランプはウッドワードとの面談のなかで、金が自分に「すべて」を打ち明けたとも語り、例として2013年に自らのおじである張成沢(チャン・ソンテク)を処刑した際の生々しい描写を挙げたという。 (翻訳:ガリレオ) <参考記事>中国は「第三次大戦を準備している」 <参考記事>「感染で死ぬか、飢えて死ぬか」北朝鮮、新型コロナ封鎖の地獄絵図 【話題の記事】 ・ロシアが北朝鮮の核を恐れない理由 ・老化しない唯一の哺乳類、ハダカデバネズミ「発見」の意味 ・コロナ感染大国アメリカでマスクなしの密着パーティー、警察も手出しできず ・米大学再開をぶち壊す学生たち、乱痴気騒ぎでクラスターも発生 ※画像をクリックするとアマゾンに飛びます9月22日号(9月15日発売)は「誤解だらけの米中新冷戦」特集。「金持ち」中国との対立はソ連との冷戦とは違う。米中関係史で読み解く新冷戦の本質。