ロシアで開発された新型コロナウイルスのワクチン「スプートニクV」を巡り、初期と中期の臨床試験結果を掲載した医学誌ランセットに対して、5カ国の科学者15人がデータの正確性に異議を唱える正式な書簡を送った。米フィラデルフィアのテンプル大学のエンリコ・ブッキ非常勤教授(生物学)がロイターに明かした。 ランセット誌は先に、ロシアのガマレア研究所の試験結果を掲載。 これを受け、今回の15人を含む科学者らがランセット誌編集長宛ての公開書簡で、多数の治験者から抗体反応が得られた公算は極めて乏しいように見受けられると主張していた。 ガマレア研究所は今回の正式書簡を巡るコメント要請には回答していない。ただ先週、先の公開書簡には反論し、試験結果は正確でランセット誌の5人の評価を経ているとする副所長の声明を発表している。 公開書簡に署名した科学者は当初26人で、その後38人に増えた。[ロイター]Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます 【話題の記事】 ・ロシア開発のコロナワクチン「スプートニクV」、ウイルスの有害な変異促す危険性 ・巨大クルーズ船の密室で横行するレイプ ・パンデミック後には大規模な騒乱が起こる ・ハチに舌を刺された男性、自分の舌で窒息死   ※画像をクリックするとアマゾンに飛びます9月22日号(9月15日発売)は「誤解だらけの米中新冷戦」特集。「金持ち」中国との対立はソ連との冷戦とは違う。米中関係史で読み解く新冷戦の本質。