先月に毒物を盛られた可能性が指摘されているロシア反体制派指導者ナワリヌイ氏は15日、入院先のベルリンの病院で撮影した自分の写真をインスタグラムに投稿した。家族に囲まれ、ベッドで体を起こして座っており、自発呼吸をできるようになったとコメントした。 同氏は先週、人工的な昏睡状態から覚醒したばかりで、順調に回復していることが写真で確認できる。同氏の広報担当者はこの投稿の直後に、同氏がロシアに帰国するつもりだと明らかにした。 写真のコメントには「まだほとんど何もできないが、昨日は一日中自発呼吸できた」と記している。 同氏は8月20日にモスクワに向かう旅客機の中で体調が急激に悪化。その後、治療のためドイツに移送された。ドイツ政府は3カ国で行われた検査で、旧ソ連が開発した神経剤「ノビチョク」が使用されたことが確認されたと発表、西側諸国はロシアに説明を求めている。 ロシアは毒殺未遂疑惑は根拠がないと主張している。 15日付の米紙ニューヨーク・タイムズはドイツ治安当局者の話として、ナワリヌイ氏がドイツの検察と事件について話をし、体調が回復し次第、ロシアに帰国する意向を示したと報じた。 同氏の広報担当者はツイッターへの投稿で報道内容を確認し「他の選択肢は一度も検討したことがない」とした。[ロイター]Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます 【話題の記事】 ・ロシア開発のコロナワクチン「スプートニクV」、ウイルスの有害な変異促す危険性 ・巨大クルーズ船の密室で横行するレイプ ・パンデミック後には大規模な騒乱が起こる ・ハチに舌を刺された男性、自分の舌で窒息死