ジョンソン英首相は18日、国内での新型コロナウイルスの感染第2波発生は「避けられない」とした上で、全国的なロックダウン(都市封鎖)の再導入を望んでいないが、新たな制限措置が必要かもしれないと述べた。 英政府は、北部や首都ロンドンで新規感染者や入院患者が増加し、感染率が上昇していることを受け、全国的な封鎖再導入を検討している。 ジョンソン首相は国内メディアに対し、「われわれは目下、感染第2波に直面している。国内での感染第2波は絶対に避けられない」と指摘。ロックダウンについては「全く望んでいない」としたが、全国的な制限措置の実施は排除しなかった。 ジョンズ・ホプキンス医科大学のデータによると、英国の新型コロナ感染症の死者は、米国、ブラジル、インド、メキシコについで世界で5番目に多い。 ハンコック保健相は、全土で来月ロックダウンを再導入する可能性はあるかとのスカイ・ニュースの質問に、「今、その質問に答えることはできない」と発言。ロックダウンは最後の手段だとした上で「人々の安全を守るための対策を講じる」と述べた。 また、入院患者は8日ごとに倍増しているが、英国立統計局(ONS)の予測が鍵になると指摘。 それによると、9月10日の週の新規感染者は約6000人で、前週の3200人からほぼ倍増。特に北西部とロンドンで急増しているという。 また、感染者1人が新たに何人に感染させるかを示す「実効再生産数」も1.1─1.4と、前週の1.0─1.2から上昇した。 英国では9月に入り、新型コロナの感染が再拡大。過去1週間は1日当たり3000-4000人が検査で陽性反応を示している。フランスでは1日で1万人以上の新規感染者が出ている。 英国ではすでに1000万人以上が、自治体ごとに外出制限を強化する「局地的ロックダウン」の影響を受けている。 ロンドン・イブニング・スタンダード紙によると、ロンドンで新型コロナの感染が急増しているとのデータが18日に公表される見通しで、今後2週間にわたってロンドンに制限措置が導入される可能性があるという。 当局によると、この日の新規感染者は前日から約1000人増の4322人で、5月8日以来の高水準になった。[ロイター]Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます 【話題の記事】 ・ロシア開発のコロナワクチン「スプートニクV」、ウイルスの有害な変異促す危険性 ・巨大クルーズ船の密室で横行するレイプ ・パンデミック後には大規模な騒乱が起こる ・ハチに舌を刺された男性、自分の舌で窒息死   ※画像をクリックするとアマゾンに飛びます9月22日号(9月15日発売)は「誤解だらけの米中新冷戦」特集。「金持ち」中国との対立はソ連との冷戦とは違う。米中関係史で読み解く新冷戦の本質。