英国は新型コロナウイルス感染症ワクチンの開発に向け、ワクチン接種後に意図的に治験参加者をウイルスに感染させて効果を確かめる「ヒトチャレンジ」臨床試験(治験)を実施する。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が23日、関係筋の話として報じた。 FTによると、この治験は政府が資金を拠出して実施するもので、ロンドンの隔離施設で来年1月に開始される。米国に本拠を置く支持団体「1Day Sooner」を通じて、約2000人が登録を済ませたという。治験に利用されるワクチンの種類については不明。 治験の実施には、英国医薬品庁(MHRA)の承認が必要になる。 MHRAや支持団体からのコメントは得られていない。 英アストラゼネカや仏サノフィはロイターに対し、治験に関与していないと述べた。 英政府報道官は、ヒトチャレンジ臨床試験の可能性について、提携先と作業を進めているとコメント。詳細は明らかにしなかった。 報道官は「ヒトチャレンジ研究を通じた新型コロナ感染症ワクチンの開発の可能性について、どのように協力できるか、パートナーと作業を進めている」と発言。 「われわれは新型コロナの感染を早期に収束させるためにウイルスをどのように治療、制御、また可能であれば予防できるか、研究しており、今回の協議はその一環だ」と述べた。 今回の臨床試験を学術面で主導しているとされるインペリアル・カレッジ・ロンドンは「新型コロナ感染症の研究について、様々なパートナーと様々な予備的協議を続けている。現時点でさらに報告することはない」とコメントした。 *内容を追加しました。[ロイター]Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます 【話題の記事】 ・ロシア開発のコロナワクチン「スプートニクV」、ウイルスの有害な変異促す危険性 ・巨大クルーズ船の密室で横行するレイプ ・パンデミック後には大規模な騒乱が起こる ・ハチに舌を刺された男性、自分の舌で窒息死   ※画像をクリックするとアマゾンに飛びます9月29日号(9月23日発売)は「コロナで世界に貢献した グッドカンパニー50」特集。利益も上げる世界と日本の「良き企業」50社。PLUS 進撃のBTS