タイの首都バンコクで18日、数千人規模の反政府集会が開かれた。政府は15日に集会を禁止したものの、4日連続で「独裁制打倒」や「王室改革」を訴える抗議行動が行われている。 これまでに複数の集会指導者や参加者が逮捕され、一部で警察が放水による鎮圧に動いたほか、デモ隊が移動するのを防ぐためバンコク市内のほとんどの鉄道は運休した。それでもこの日も雨の中、拘束された指導者の写真を掲げながら「仲間を解放せよ」と多くの人々が気勢を上げた。 退陣を求められているプラユット首相の報道官は、首相は抗議行動が一段と広がり、騒乱の好む勢力が暴力をあおる機会に利用する事態を懸念しており、政府として対話の道を探りたい意向だと説明した。 反政府集会では、ワチラロンコン国王と王室への批判も次第に公然化してきた。王室を侮辱すれば不敬罪が適用されて最長15年の服役を科せられる可能性があるにもかかわらず、権力制限を求める声が強まっている。 17日にはバンコク市内の複数の場所で、道路に「タイ共和国」と記された旗が描かれ、君主制廃止まで示唆する動きも見える。[ロイター]Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます 【話題の記事】 ・強行退院したトランプが直面する「ウィズ・コロナ選挙戦」の難題 ・巨大クルーズ船の密室で横行するレイプ