11月の米大統領選に向け、共和党のトランプ大統領は20日、激戦のペンシルベニア州で選挙集会を開き、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)と経済的打撃から回復するためには自身の再選が必要だと訴えた。 ペンシルベニア州北西部エリーの空港で開いた集会でトランプ氏は、同州で勝利を収めれば再選を果たせる可能性があると強調。民主党候補のバイデン前副大統領は州のエネルギー・製造業の雇用を破壊すると主張し、「今回の選挙は、現在進んでいる特大のトランプ・リカバリーか、バイデン不況かの選択だ」と述べた。 また「学校や経済が開かれ、安全で健康かつ活力ある国を望むなら、私に投票してほしい」と支持を訴えた。 集会に参加した支持者の多くはマスクを着用せず、対人距離の確保も見られなかった。 バイデン氏は22日の討論会の準備をするため、この日は遊説を行わなかった。 ペンシルベニア州では21日、オバマ前大統領が集会を開き、バイデン氏支持を訴える。集会はフィラデルフィアでドライブイン形式で行われ、オバマ氏は支持者に早めの投票を呼び掛ける。 来月3日の投票日まで残り2週間となる中、フロリダ大学の「米選挙プロジェクト」の集計によると、すでに3500万人を超える有権者が期日前投票を済ませた。これは2016年大統領選の投票総数の4分の1以上に相当する。 ロイター/イプソスが19日公表した世論調査によると、ペンシルベニア州ではバイデン氏の支持率が49%で、トランプ氏の45%を上回っている。ただ、前週の調査からリードはやや縮小した。[ロイター]Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます 【話題の記事】 ・強行退院したトランプが直面する「ウィズ・コロナ選挙戦」の難題 ・巨大クルーズ船の密室で横行するレイプ