アゼルバイジャンとアルメニアが係争地ナゴルノカラバフを巡り、23日に予定される米首都ワシントンでの協議を通じて和平に合意するとの期待が後退している。現地で22日、再び激しい戦闘が発生したためだ。 ポンペオ米国務長官が23日にアゼルバイジャン、アルメニア両国の外相と会談する予定。これまで和平仲介に携わってきたロシアのプーチン大統領も、米政府による仲介支援を望んでいる。 ただナゴルノカラバフ周辺では、複数の地点で戦闘が起きたもようだ。アゼルバイジャンは、アルメニア側がアゼルバイジャン領内3カ所に3発の弾道ミサイルを発射したと発表。アルメニアはこれを否定した。 一方でアルメニア系住民が実効支配するナゴルノカラバフ自治州は、州内が爆撃を受けたと主張した。 9月27日に始まった両国の衝突により、これまでに数百人が死亡。トルコやロシアを巻き込んだより大規模な紛争に発展し、アゼルバイジャンの石油や天然ガスを輸送するパイプラインが破壊されかねないとの懸念が浮上している。[ロイター]Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます 【話題の記事】 ・強行退院したトランプが直面する「ウィズ・コロナ選挙戦」の難題 ・巨大クルーズ船の密室で横行するレイプ