<53件の問題投稿のうち、同社が誤りと認定していたのは3件のみ。米大統領選に関する誤情報の発信源をフェイスブックが放置している実態が明らかに> SNS各社がデマ情報の拡散防止策を掲げるなか、フェイスブックが米大統領選に関する誤情報の発信源を放置している実態が浮き彫りになった。メディア報道の信頼性を評価するニュースガードは、デマ情報を発信・拡散する「スーパースプレッダー」となっているフェイスブックの40のアカウントを特定。計2290万人のフォロワーに届いたとみられる53件の問題投稿のうち、同社のファクトチェックで誤りと認定されているのは3件のみだった。 誤情報の内容は投票方法から選挙制度まで多岐にわたる。例えば「ペンシルベニア州が37万2000票の郵便投票の受け取りを拒否した」という記事が注目を集めたが、実際には郵便投票の「申請」が却下されただけで、直接投票は可能。申請の却下は珍しいことではない。こうしたフェイクニュースが放置されることによって有権者の間に選挙不正への疑念が広がれば、選挙結果を受け入れない動きにもつながりかねない。 <2020年11月10日号掲載>