東京都は19日、都内で新たに534人の新型コロナウイルス陽性者が確認されたと発表した。 前日の493人に続いて2日連続で過去最多を更新しており感染拡大に歯止めがかからない状態だ。 この日確認された陽性者のうち、10歳未満が5人、20代と30代が240人、40代と50代が176人、60代以上が86人となっている。また感染経路が不明な人は318人で約60%にのぼっている。 都はこの日、感染状況についてのモニタリング会議を開き、専門家から「新規陽性者数と接触歴等不明者数は大幅に増加しており、急速な感染拡大の局面を迎えた。特に、重症化リスクの高い高齢者の新規陽性者数が増加しており、高齢者への感染の機会を、あらゆる場面で減らすことが必要である」との提言を受けて、都内の感染状況を4段階のうち最も高い警戒レベル「感染が拡大していると思われる」に引き上げた。 また、医療提供体制については、上から2番目の警戒レベル「体制強化が必要であると思われる」を維持したが、「入院が必要な患者の急増に対応でき る病床の確保が急務である。 重症患者数の増加が続けば、予定手 術等の制限をせざるを得なくなり、 通常医療の維持と重症患者のための 病床の確保との両立が困難になる」との提言を受け、重症患者用の病床を現在の150床から2倍の300床を視野に入れて確保することを決めた。 小池都知事はモニタリング会議後に臨時の記者会見を行い「1日の新規陽性者数が非常に高い水準で推移し、特に重症化リスクの高い高齢者の新規陽性者数が増加している。8月以降、最大の感染経路は家庭内で、会食の場などで感染した方が家庭に持ち込んだと思われる事例が報告されている。特に高齢の家族がいる場合、家庭内にウイルスを持ち込まないことを強く意識するようお願いしたい」と語り、感染対策の徹底をあらためて呼びかけた。 一方で、これまで感染状況が悪化した際に行ってきた飲食店に対する時短営業の要請を行わない理由については、「感染の確認が増えているが重症者が増えていないという状況の中で最も効率的なことは何かということを専門家の意見をベースに検討した。年末に向けてさまざまな会合があるなかで会食や家庭内の対応を改めて皆さんの行動変容をお願いしたところだ」と述べた。 北海道、大阪、千葉、愛知、兵庫などでも過去最多の感染者 また、19日は東京都以外にも大阪府338人、北海道267人、愛知219人、兵庫132人、千葉106人と、各地で過去最多の新規陽性者が確認され、日本全国では2377人となり、新型コロナウイルスの感染第3波が深刻な状況になっていることを示した。 東京都・新型コロナウイルス陽性患者数 東京都・新型コロナウイルス陽性患者数・累計 PCR検査等の結果 --> 感染者の現在の状況 *チャーター機帰国者、クルーズ船乗客等は含まれていない*「重症」は、集中治療室(ICU)等での管理又は人工呼吸器管理が必要な患者数を計上*退院者数の把握には一定の期間を要しており、確認次第数値を更新している